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【特集】ごみ収集の戸別収集を支える収集員たち(2)

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北海道恵庭市

◆収集員の1日のタイムスケジュール

◆戸別収集員に聞いてみました!
Q.収集作業で大変なことは?
A.カラスによってごみが荒らされているといった現場が特に大変で、散らばったごみを収集するのに時間を要してしまいます。

Q.カラスの被害にあわないようなごみ出しの工夫は?
A.防護ネットだと網の間から突かれてしまう可能性があります。
また、縦長のボックスだとカラスに倒されてしまい、中を荒らされてしまうこともあるので、横長のボックスタイプによるごみ出しをおすすめしています。

Q.特に注意を呼びかけたいごみ出しのルールについては?
A.まれに、燃やせるごみに使い捨てライターなどの不適物が混ざっていることがあります。爆発などによる事故の危険性が高まるので、正しく分別して捨てるようにお願いします。

Q.ごみ出しの排出時間は守られている?
A.収集車が収集してから排出(後出し)する人がいます。ごみ出しは、収集日当日の8時30分までに排出するというルールになっています。収集ルートは道路状況などによって変更することがあり、日によって各宅の収集時間は異なります。収集員は戻って取りに行けませんので、次回の収集日に出してください。排出時間(8時30分までに出す)の厳守をお願いします。

◆戸別収集員は重労働
恵庭市のごみ収集は3事業者への委託事業として実施しており、漁川を中心に右岸(千歳方面)を有限会社恵庭清掃社、左岸(札幌方面)を恵庭環境保全事業協同組合、農村地区をシルバー人材センターが担当しています。
収集員は3人1組となって朝の8時30分から収集を開始し、予定しているすべてのエリアの収集を終えるころには17時。パッカー車の最大積載量は4〜7トンであるため、収集するごみの量によっては、1日に廃棄物処理施設を2往復することもあります。
1日の作業を終えた収集員が移動した距離は、1日あたり約3万歩。距離に換算すると約30kmを歩いていることになります。
当たり前のように利用している戸別収集は、こうした収集員の人たちの働きによって維持されているのです。
ここまで紹介したとおり、収集員が毎日予定しているごみを時間どおりに収集するためには、市民の皆さんひとりひとりがルールを守ったごみ出しをすることが必要不可欠となります。
ごみ処理恵庭モデルの特長でもある戸別収集を継続するため、適正分別・排出に協力をお願いします。

▽廃棄物管理課 担当 高田諒
市民の皆さんには、「正しい分別」と「ルールを守った排出」への協力をお願いしたいです。
分別については、ごみの品目で分別するのではなく、ごみの素材で判断し、分別することがポイントです。
排出については、ごみボックスの道路側への設置やカラス被害への対策、朝8時30分までの排出の徹底など、ルールを守った排出をお願いします。
なお、ごみボックスが古くなっていないかの確認と収集車周辺での運転時の注意についてもお願いがあります。ごみボックスについては、収集員も丁寧に扱っていますが、経年劣化などで、どうしても破損してしまうことがあります。古くなっているものについては、更新の検討をお願いします。
運転時の注意については、収集作業中は収集員が道路を横断することがあります。注意しながら作業していますが、皆さんも収集車周辺は注意して運転してください。
ごみの処理というのは公共性が高いものであり、市民の皆さんひとりひとりの小さな行動によって大きく変容します。持続的なごみ行政の未来は、市民の皆さんが担っているのです。これからもごみ処理恵庭モデルが続いていくよう、一緒に考えましょう。

■〔!〕ごみ出しのルールを守らないと危険です
2022年7月、燃やせるごみの収集作業中に、パッカー車から出火する事故が発生しました。
出火後に消防隊員により消火活動が行なわれましたが、放水によって数回の爆発も発生。事故の原因となった成分は確認ができませんでしたが、決められた品目以外のごみが混ざってしまうと、事故の原因となり大変危険です。
これにより、収集作業員と消防隊員の2名が負傷。このような事故を繰り返さないためにも、ごみ出しのルールは徹底しましょう。

問合せ先:ゼロカーボン推進室廃棄物管理課
【電話】33-3131(内線1133)

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