日本は高齢化社会を迎えています。
恵庭市も、例外ではありません。
歳を重ね、不安や悩みを相談したいけれど、どこに相談したらよいかわからない。そんな人は、ぜひ地域の包括支援センター(たよれーる)へ。
◇進む高齢化
現在の日本では、総人口が減少している中で、高齢者の人口が増加しています。道内では数少ない、人口が増加しているまちである恵庭市も、例外ではありません。令和5年10月1日現在、総人口7万387人に対して65歳以上の高齢者数は2万99人で、高齢化率は28.6%。わずか0.1%ではありますが前年を上回っており、高齢化の波が迫ってきています。
◇いくつになっても、地域で
高齢になるといろいろな悩みも出てくるけれど、可能な限り、住み慣れた地域で安心して自分らしい生活を継続したい――。多くの人はそのように考えているのではないでしょうか。高齢者が地域で暮らしていくためには、介護サービスをはじめ多様なサービスが、状況の変化に応じて切れ目なく提供される環境が整えられている必要があります。この役割を果たす総合機関として、市では「地域包括支援センター」(以下、たよれーる)を設置しています。
◇高齢者の「ワンストップ窓口」
たよれーるは、高齢者やその家族が抱える介護や生活上の困りごとなど、さまざまな相談に応じる身近な窓口。市内を4カ所の日常生活圏域(※1)に区分し、各圏域ごとに、たよれーるを設置しています。また、たよれーるには、主任ケアマネジャー、社会福祉士、保健師(看護師)の3職種が配置されており、専門家の立場で相談事に対応しています。
◇こんな活動をしています
たよれーるでは、以下のような相談対応・取り組みをしています。
(1)高齢者の相談受け付け
介護や福祉などについての相談を受け付けます。
自宅を訪問し、どのような支援が必要かを把握し、適切なサービスにつなげます。
(2)介護予防の推進
要支援1、2と認定された人、支援や介護が必要となるおそれが高い人が自立して生活できるよう、介護予防の支援をします。
(3)高齢者の権利を守ります
高齢者虐待への対応、消費者被害の防止、成年後見制度の利用などにより、高齢者の権利を擁護します。
ほかにも、高齢者の心身の状態やその変化に合わせて、とぎれることなくサービスが提供されるよう、介護支援専門員への指導・助言や、医療機関などの関係機関と調整し、地域の高齢者を支えています。
◇気軽に相談を
どこに相談したらよいかわからないときは、まず、地域のたよれーるに連絡してください。頼りになるスタッフと一緒に、解決の道筋を探りましょう。ある日、突然訪れるかもしれない高齢にまつわる悩み。いざというときに困らないように、頼れる相談先があることを、ぜひ覚えておいてください。
※1)日常生活圏域
住民が日常生活を営んでいる地域として、地理的条件、人口、交通事情その他の社会的条件、介護給付など対象サービスを提供するための施設の整備状況、その他の条件を総合的に勘案して定める区域として介護保険法で規定されており、概ね30分以内に必要なサービスが提供される区域のこと
問合せ先:介護福祉課
【電話】(内線1221)
■お住いの地域の「たよれーる」へお気軽に連絡・相談ください!
◆たよれーるみなみ
(みなみ地域包括支援センター)
▽担当地域
有明町、大町、文京町、牧場、盤尻、桜森、恵央町、幸町、柏木町、美咲野、桜町、駒場町、白樺町、恵南
住所:柏木町429-6
【電話】34-8467
◆たよれーるひがし
(ひがし地域包括支援センター)
4月1日から業務受託法人が変わりました!
▽担当地域
漁太、春日、中央、上山口、戸磯、和光町、黄金北、黄金南、黄金中央、相生町、緑町、住吉町、末広町、栄恵町、泉町、京町、漁町、福住町、新町、本町
住所:末広町125-1
【電話】29-5541
◆たよれーる中島・恵み野
(中島・恵み野地域包括支援センター)
▽担当地域
中島町、恵み野東、恵み野西、恵み野南、恵み野北、恵み野里美
住所:恵み野西2-3-10
【電話】36-0036
◆たよれーるきた
(きた地域包括支援センター)
▽担当地域
島松寿町、島松仲町、島松東町、島松本町、島松旭町、北島、島松沢、下島松、中島松、西島松、林田、穂栄、南島松、北柏木町、柏陽町
住所:島松本町1-11-1
【電話】25-3100
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