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自治体の皆さまへ

〔義務設置です!〕住宅用火災警報器

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北海道恵庭市

皆さん、自宅に「住宅用火災警報器」は設置していますか?音は鳴りますか?
平成20年6月に設置が義務化されましが、市内の設置率は全国・道内平均に達していないのが現状です。住宅火災から『大切な命』を守るために、「住宅用火災警報器」設置の必要性や維持管理についてお知らせします。

◆火災の恐ろしさ
火災は、大切な家や財産を一瞬にして失ってしまう恐ろしい災害です。
総務省消防庁が発行している「令和5年消防白書」によると、令和4年中の全国1日当たりの火災による死者数は4人。死因の1位は「やけど」。次いで「一酸化炭素中毒・窒息」となっています。
死亡に至った経過を見ると、「逃げ遅れ」が全体の42%。そのうち、65歳以上の高齢者による「逃げ遅れ」が73.2%を占めています。
命を守るためにも、火災を早期発見することが必要であり、住宅用火災警報器が重要なのです。

◆住宅用火災警報器の効果
市では、「寝室」、「台所」、「階段(※)」に住宅用火災警報器の設置を義務付けています。
総務省消防庁による住宅火災被害状況の分析では、住宅用火災警報器を設置している場合は、設置していない場合に比べ、死者数と焼損面積は半減、損害面積も約6割減になったと報告されています。
このことからも、警報器を設置することで、火災発生時の死亡リスクや損失の拡大リスクを、大幅に減少させる効果があることが分かります。
※2階に寝室がある場合は、階段に設置が義務付けられています

設置が必要な住宅用火災警報器は、煙で感知する「煙式」です。台所に設置する警報器は、熱で感知する「熱式」の警報器に代えて設置することができます。

◇道内における奏功事例
・就寝中に警報音に気づき、居間のストーブから炎が上がっているのを発見。台所で水をくみ、消火したため、火災に至らなかった。

・入浴中に警報音に気づき、台所のシンク内のゴミ箱に捨てたたばこの吸い殻から煙が出ているのを発見。水道水をかけて消火し、大事に至らなかった。

・卓上に置いてあったコンセントタップより出火。警報音に気づき、コンセントタップに濡れふきん4枚を被せ、初期消火した。

◆住宅用火災警報器の点検方法
(1)警報器のボタンを押すか、ひもを引いて音を確認
▽正常な場合
「ピーピーピー」、「ピーピーピー火事です」、「正常です」など
※警報音はメーカーや製品により異なります

▽電池切れの場合
「ピッ…ピッ…」1回を定期的に鳴動

▽故障の場合
「ピッピッピッ…ピッピッピッ…」3回を定期的に鳴動
※電池のコネクタが、本体にしっかりと差し込まれていないと音がならない場合があります

(2)警報器の設置年月日や製造年月日を確認
・記入場所はメーカーや製品によって異なります
・設置後まもなく電池が切れた場合は、販売店またはメーカーに相談ください

問合せ:消防本部予防課
【電話】33-0990

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