暴風雪に伴う災害には、暴風による歩行困難、視界不良(ホワイトアウト)による方向感覚の喪失、体温が奪われることによる低体温症等の人的被害や、ふぶきや吹きだまりによる交通障害、着雪害による停電や家屋の損壊、倒木等があり、北海道では毎年のように発生しています。
特に平成25年3月には、道東地方を中心として発生した暴風雪により9名の方が亡くなり、500台以上の車が立ち往生するなど大きな災害となりました。気象台では暴風雪により広範囲に災害が予想されるときには「数年に一度の猛ふぶき、外出を控えてください。」のキーワードを用いた気象情報を発表して、暴風雪に対する厳重な警戒を呼びかけます。
暴風雪災害は、晴天から荒れた天気へ急変したときに特に多く発生していますので、暴風雪警報が発表されたときは、今の天気が良くても油断することなく、最新の気象情報や道路情報などを事前に確認しましょう。また、暴風雪になっても安全に過ごすため、日頃から家では停電に備える、車で外出するときは車が立ち往生することに備えるなど、予め必要な物を考えて準備しておきましょう。
問合せ:旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102
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