新年明けましておめでとうございます。令和7年の新春を町民の皆さまと健やかに迎えられますことを、心からお祝いとお喜びを申し上げます。
昨年、1月1日午後4時10分に発生した能登半島地震被害により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げます。被災された地域の一日も早い復旧、復興をご祈念申し上げます。
昨年は、町民の皆さまには本町議会が実施しました町民アンケートに関しまして、格別のご協力をいただき心から感謝申し上げます。おかげ様で予想以上の回答数をいただきました。厳しいご意見もたくさんあり、今後の議会の在り方、成り手不足等の当面する課題と取り組みに、大いに参考にいたします。誠にありがとうございました。
基幹産業であります農業については、田植え期以降高温・多照で、その後の天候にも恵まれ、水稲は上川作況指数104のやや良と一時の米不足、品薄も解消され、畑作等の生育も順調で豊穣の秋を迎えることができました。菌茸類はエノキ、なめこは堅調、舞茸は他業者との競合があるも、今後の生産増が期待されます。畜産においては市場価格低迷等で厳しい状況。商工業においても中小企業が中心であり、依然として人口減少、購買者の町外流失等が続いており、事業経営は弱体化しており、町並みの形成存続のための支援が望まれます。
令和4年2月、ロシアのウクライナ侵攻開始から3年余りが経過し、未だ終結の兆しは見えず、令和5年10月からのイスラエルとイスラム組織ハマス(ガザ地区)の戦闘も拡大傾向にあり、世界は混迷の極みを深めており、一方、現下の原油価格・物価の高騰、人手不足等、経営・生活環境を取り巻く状況は悪化するばかりです。アメリカもトランプ大統領が再選をはたし、アメリカファーストを押し進める政治姿勢に、日本の石破総理の外交手腕に期待したいものです。
国営緊急農地再編整備事業も9年目を迎え、総施工面積1,253ha中、令和6年度で726haが工事完了し、進捗率58%になります。令和7年度は107haの施工予定です。事業完了年の令和12年に向けて順調に事業が進んでいる状況です。現在、教育委員会では愛別町義務教育学校の令和10年度開校に向け、令和6年度に開校準備委員会を立ち上げ協議を進めておりますが、新校舎建設等に向け巨額の建設費が想定され、議会としても小中一貫教育調査特別委員会を設置し、建設や小中一貫校実現にかかる予算や財源等が現在の愛別町において適正かの調査を進めております。新年度に入り議会としても未来を見据え町民の皆さまの安心・安全で住みやすい町づくりのため、皆さまの声を聞く議会運営を推進してまいります。結びに町民の皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。
愛別町議会議長 中山 英一
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