創立50周年となる静内ソフトテニス少年団は、全国大会出場選手を多く輩出。現在は小学生13人、中学生8人の総勢21人で活動しています。
■ソフトテニスのコーチ・選手として活躍中!
・池田さやかさん
[経歴]高校でインターハイ2連覇を達成、実業団でもプレー
・山本香織(かおり)さん
[経歴]高校でインターハイ3位、実業団では日本一を達成
・佐々木舞(まい)さん
[経歴]高校や実業団で日本一、日本代表として世界選手権で優勝
3人は静内ソフトテニス少年団のコーチとして子どもたちを指導しながら、9月の全日本社会人選手権大会女子35歳ダブルスの部で佐々木・山本ペアが初優勝、同月に行われた日本マスターズ大会では北海道代表の一員として団体戦で3位入賞を果たしました。
■少年団コーチを始めたきっかけ
私たちは静内ソフトテニス少年団でソフトテニスを始め、高校や実業団でプレーしました。
現役を引退してからは競技を離れていましたが、自分たちの子どもがソフトテニスを始めたことやこの町に帰ってきたことがきっかけとなり、お世話になった監督や少年団に恩返しがしたいという気持ちで少年団のコーチを始めました。
■北海道を日本一にしたい
35歳以上が参加できる「日本マスターズ大会」に3年前から山本と池田が出場していましたが、佐々木が今年から出場できるようになり、これまで北海道は優勝経験が一度もなかったため、「今年こそ、北海道を日本一にしよう」と強い気持ちで結束し、大会に臨むことにしました。
少年団で、平日週3回1日2時間、土・日各6時間、全国で優勝経験のある中学生などの相手をすることが自分たちの練習にもなり、このほかに北海道代表合宿への参加や個々でトレーニングを重ねるなど大会に向けて本気で準備をしてきました。
日本マスターズ大会では3位入賞という結果に終わり、優勝できなかった悔しさはありましたが、仲間と一緒にプレーできたことは喜びでした。
そして、マスターズ大会前に行われた全日本社会人選手権大会女子35歳ダブルスの部で佐々木・山本ペアが優勝し、少年団の子どもたちも喜んでくれ、とてもうれしかったです。
◇静内ソフトテニス少年団 監督 廣島 義清(ひろしまよしきよ)さん
少年団を卒団し、高校、実業団などで日本一や世界一になった彼女たちがコーチとして一緒に指導してくれることは本当に感謝です。
全日本社会人選手権の優勝は、子どもたちにも良い刺激になっています。
これからも、彼女たちには健康と家庭を大切にしながら、コーチや選手として活躍してほしいです。
■これからの目標など
少年団の子どもたちがソフトテニスを好きになってくれて、人間性もソフトテニスも日本一になってくれたらうれしいです。そして、ソフトテニスを80歳のおばあちゃんになってもプレーしていたいです。
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