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≪特集≫世界へ飛び出せ高校生!(2)

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北海道新ひだか町

≪語学だけじゃない!馬や農業など「好きなこと」が国際交流の入口に≫

◆馬が好きでアメリカから静内農業高校へ留学
Misaki Imai(今井 未咲さん)
馬が大好きで静内農業高校へ留学。6月26日から7月9日の2週間ホームステイをしながら静内農業高校へ通いました。
生まれも育ちもアメリカ!普段はアメリカボストン市の高校に通っています

▽留学のきっかけは?
日本の文化と馬についてもっと学びたいと思い、静内農業高校への留学を決めました。私は7歳のときに、祖母と母から乗馬を教えてもらいました。はじめのうちは1週間の乗馬のサマーキャンプなどに参加していましたが、今では週に4日、夏にはもっとたくさん乗馬を楽しんでいます。

▽日本とアメリカの文化の違いで驚いたことは?
アメリカの学校では生徒が先生にあいさつするよう強制されることはありませんが、静内農業高校では、生徒が先生やクラブの指導者にあいさつやお辞儀をしていました。
また、アメリカの公立高校は学区が決められているので自分が住んでいる地域の学校に通いますが、静内農業高校は日本全国から生徒が集まっていて興味深かったです。

▽留学の感想
静内農業高校は、生徒が好きなことを追求できる特別な学校だと思います。
馬術クラブでは、トップライダーを目指す生徒やホースセラピーを学びに来ている生徒など、さまざまな生徒が仲良く切磋琢磨(せっさたくま)している姿が印象的で、非常に多くの生徒が馬に関すること興味を持って活動している姿を見るのは、とても刺激的でした。

▽未咲さんのホストファミリー 渡部さんご家族
家ではアメリカのことや学校でのできごとなどを話しながら楽しく過ごしました。好き嫌いはほとんどなく、煮物や納豆などの和食も家族と一緒に食べ、家族の一員としてすっかりなじんで生活していました。

◆世界中の高校生と交流
静内農業高校では、海外の高校とのオンライン交流や、留学生の受け入れ・派遣プログラムに参加し、生徒の語学力や積極性・コミュニケーション能力などを育んでいます。
特に、海外の農業高校との交流や馬をきっかけとした留学は、静内農業高校だからこそできる取り組みでもあります。

▽日仏農業教育連携事業
フランスの農業高校と、お互いに農業を学ぶ生徒同士として交流をしています。
オンラインでビデオメッセージを交換するほか、令和4年には2人のフランス人留学生を受け入れ、令和5年には「フランス研修」として、3人の生徒がフランスを訪問しました。

▽ラフィエット高校とのオンライン交流
令和3年の秋から、姉妹都市のレキシントン市にあるラフィエット高校で日本語の授業を選択している約160人の生徒と、ビデオメッセージの交換や、年賀状の作成、お互いの国や町を紹介するコラージュポスターの作成・交換を通じて交流しています。

▽ジェームス・ルース農業高校とのオンライン交流
令和4年から、オーストラリアのジェームス・ルース農業高校で日本語クラスを選択している生徒と、オンライン交流を行っています。

◆新ひだかの高校から世界へ
新ひだか町からも、自分の「夢」や「好き」を原動力に世界へ挑戦している高校生がたくさんいます

▽1月15日~1月23日 ハワイでホームステイ留学
浦東 咲妃(さき)さん(静内高校3年生)
中学2年生のときにレキシントン市訪問団としてアメリカに行った際、フライトアテンダントの細やかな気づかいに感動し、自分も目指すようになりました。少しでも夢に近づけるようにと参加したハワイのホームステイ留学では、文化の違いや活発に活動する現地の生徒などを見て視野が広がりました。進学先では長期留学にも挑戦してみたいです。

▽2月7日~2月11日 フランス研修・7月22日~8月14日 語学留学 フランス研修と短期語学留学に参加
小寺 祐太(ゆうた)さん(静内農業高校3年生)
今年の2月に参加したフランス研修では現地の農業高校などとの交流・ワイナリー視察を通して、農業に対する意識の違いやフランスの農業の仕組みについて深く学ぶことができました。7月22日からのレキシントン市での短期語学留学では、自分たちで家事や買い出しも行うなど生活感あふれる滞在となるため、アメリカの生活や文化に触れながら、異文化コミュニケーションの能力を高めたいです。

▽7月16日~8月1日 高校生外交官としてアメリカへ
木部 千乃(ゆきの)さん(静内農業高校2年生)
AIG高校生外交官渡米プログラムに参加し、アメリカの高校生外交官との交流を行います。国際交流にもさまざまな分野がありますが、私は農業高校で学んでいる強みを生かし、国際食糧安全保障、馬産業や馬文化について見聞を深めたいです。将来の目標は馬専門の獣医になることです。海外で学んだことを積極的に校内でも共有し、世界に飛び出していく仲間をもっと増やしていきたいです。

▽7月22日~8月14日 短期語学留学で初めての海外に挑戦
廣島 彩奈(あやな)さん(静内高校3年生)
私は、世界の文化や言語に興味があり、関連するドキュメンタリー番組などたくさん見てきました。高校では、海外とのつながりを感じられる英語を学ぶことが特に楽しく、英検などを通して話せる英語を身に付けてきましたが、今度は海外留学で本場の英語に触れ、さらにレベルアップしたいと思っています。また、現地でさまざまな文化に触れることで広い視野を養い、将来は海外でも日本でも活躍できる人材になれるよう努力していきたいです。

◆世界を目指して頑張る生徒を応援!
各学校での取り組みのほか、新ひだか町では姉妹都市交流事業や英語検定料助成事業を通じて、世界で活躍できる人材の育成をサポートしています。

▽アメリカレキシントン市への訪問団派遣
町内の中・高校生が、レキシントン市でホームステイしながら学校などを訪問し、文化の違いなどを学びます。
旅費の一部を町で助成しています。

▽ケンタッキー大学語学学校短期語学留学
町内の高等学校に通う生徒が、大学キャンパス内のアパートで共同生活を送りながら3週間語学学校へ通うことで、本格的にアメリカ文化と英語を学びます。
旅費や滞在費の一部は町や静内ロータリークラブが助成しています。

▽英語検定料助成事業
町内の小学校・中学校・高等学校に在籍する児童生徒などが英語検定を受験した際の受験料を助成しています。
対象の級や申請方法などの詳細は、町公式ホームページからご確認ください。

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