■北海盆唄(ぼんうた)全国大会で優勝された 山下昌枝(まさえ)さん-静内吉野町-
浦河赤十字看護専門学校で教員として勤める傍ら、民謡サークル三代目今井篁山(こうざん)静内民謡会で実力を磨き、令和5年7月に三笠市で開催された北海盆唄全国大会で見事優勝を果たしました。
◆民謡を始めたきっかけなど
民謡が趣味の両親の影響もあり、自然と生活の中に溶け込んでいました。5歳から高校生まで町内の民謡会に通い、高校卒業後は、浦河赤十字看護専門学校で3年間勉強に専念し、看護学校卒業後は、母が指導する民謡教室に再び通い始めました。
平成30年に北海盆唄全国大会に出場しましたが、入賞には至らず、「もっと上達したい」との一心で、翌年、母とともに北海道民謡界の重鎮である今井先生の門を叩き、月に2回、北広島市の民謡教室に通い始めました。令和2年には民謡サークル「三代目今井篁山静内民謡会」を開設して、月1回、公民館で先生の指導を受けています。発声と呼吸法を全面的に見直し、声の質も変わり大きく成長できたと感じています。
北海盆唄全国大会で優勝したときは、信じられない気持ちとうれしさが込み上げました。
◆民謡を通じた活動
毎年、お盆シーズンを迎えると札幌市、苫小牧市、早来町、安平町などのお祭り会場などで盆踊りの歌い手として声をかけていただき、唄(うた)わせていただいています。今年は、優勝が縁となり三笠北海盆踊り納涼花火大会の最終日に櫓(やぐら)の上で唄(うた)わせていただきました。踊り手、太鼓、横笛、歌い手などが一つになる一体感が感動的で素晴らお祭りで唄しい経験をさせていただきました。
◆今後について
「いくつになってもチャレンジしたい」と思っています。憧れのひのき舞台である江差追分(えさしおいわけ)全国大会や道南口説節(どうなんくどきぶし)全国大会での優勝を大きな目標とし、今井先生の指導方法を学び、いつか地域の子どもたちの指導者として、北海道発祥の素晴らしい歌を広めていきたいです。
▽北海道民謡連盟最高師範 同民謡サークル指導者 今井篁山(こうざん)さん北広島市-
山下さんは、稽古熱心で妥協しない人です。道内に60人の弟子がいますが、素質がある人には厳しい稽古をします。稽古は絶対に裏切りません。その稽古に付いてこられる山下さんだからこそ優勝につながったと思います。
▽同民謡サークル会員・友人 本荘芳子(よしこ)さん-静内緑町-
令和5年春のサークル体験会で、歌声と日本の伝統音楽の音色に感動し通い始めました。山下さんは、向上心が高く、納得するまで何度も稽古を繰り返します。尊敬する山下さんの優勝をとてもうれしく思っています。
・北海盆唄
北海道の盆踊りで使用される曲。昭和33年に当時人気絶頂だった三橋美智也さんの歌唱でレコード化され、全国的に知られる流行民謡となり、昭和46年には、ザ・ドリフターズが「8時だョ!全員集合」のオープニングテーマとして替え歌が採用され、一躍日本で一番有名な民謡となる。
・北海盆唄全国大会
平成5年に北海盆唄の発祥の地である三笠市で開催され、31回目を迎えた。
※ユーチューブで、ご覧いただけます。
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◆卒業生とは、今でも、一緒に食事に行く仲です。
▽輝け広がれ浦看(うらかん)の輪 看護学生募集中
願書受付:1月5日まで
詳しくは、ホームページをご覧ください。
問合せ:浦河赤十字看護専門学校
【電話】0146-22-1311
◆毎月第3土曜日 公民館 三代目今井篁山(こうざん)静内民謡会
会員募集しております。
問合せ:公民館
【電話】42-0075
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