(5)生きがいの持てる地域づくり
▽医療・介護・福祉分野などの人材の育成および確保
資格取得のための修学資金貸付事業の拡充や人材育成研修事業を実施するほか、多くの機関と協働して就労支援に取り組んでまいります。
▽高齢者福祉
認知症高齢者の相談支援体制整備のほか、徘徊高齢者などの早期発見、安全確保を目的としたGPS等捜索機器の助成事業に取り組んでまいります。
▽障がい者福祉
分散していた児童養育相談センター機能を集約化し、より快適に安全安心な療育が受けられるよう、環境整備を進めてまいります。
▽健康
各種健診の勧奨や相談受診体制の整備充実を図るほか、予防接種事業では、高齢者を対象としたインフルエンザと肺炎球菌ワクチンの接種費用を定額助成し、接種しやすい環境を整備してまいります。
▽子ども・子育て支援
安心して出産、子育てができる環境を構築するため「こども家庭センター」を新設し、子ども関連分野の窓口を集約することにより、妊娠前、妊娠・出産、子育て期と、切れ目のない支援体制を強化するとともに、不妊治療費等助成や低所得妊婦への初回産科受診料助成、1か月児健診の費用助成や5歳児健診を実施してまいります。また、こども基金を活用し、ごみ袋の配布や、2歳未満児の一時預かり事業の実施など、子育て世帯の経済的、精神的ストレスの軽減に取り組んでまいります。
▽医療分野
「公立病院経営強化プラン」に基づき、老朽化した三石国民健康保険病院を在宅支援診療所として新築することとし、医療提供体制の確保に努めてまいります。
▽地域内公共交通
民間バス事業者による路線バスの運行が困難となっていることから、新たな交通手段導入の検証を行うため、事前予約制の交通サービスであるデマンド交通の実証実験を実施します。
(6)環境を活かしたまちづくり
▽空き家
「空家等対策計画」に基づき、所有者による適正な管理を促進するとともに、移住政策などと連携した空き家の有効活用を図り、まちなか居住支援に取り組んでまいります。
▽不法投棄
周辺地域への影響も大きい不法投棄を防止するため、監視体制を強化するとともに、啓発活動に取り組んでまいります。
▽自然環境
2050年の「カーボンニュートラル」実現に向けて官民一体となった省エネルギー化と森林資源利用を推進し、自然の恵みが身近に感じられる環境づくりに取り組んでまいります。
(7)町の将来を担う人材づくり
▽馬による人材づくり
馬を軸としたふるさと教育を推進し、ふるさとへの愛着と誇りを育むとともに、各世代の町民が馬文化に触れられるよう努めてまいります。
▽グローバル人材の育成
小中高校生への英語検定料助成事業、姉妹都市への語学留学、派遣事業を継続するほか、コロナ禍で休止していたレキシントン市からの訪問団の受入事業を再開し、英語力や国際感覚を身に付ける機会づくりに取り組んでまいります。
(8)町との関わりを持つ関係人口の拡大
▽移住政策
産業団体などとも連携し、現役世代を中心とした移住定住の促進を図るため、相談体制の充実に取り組んでまいります。
▽日高山脈の国立公園化
本年は、日高山脈が国立公園となることから、アドベンチャートラベルなどの体験滞在型観光を推進するため、受け入れ体制の充実に取り組んでまいります。
▽ふるさと納税
町を応援していただくファンを増やすため、クラウドファンディング型のふるさと納税活用事業に新たに取り組んでまいります。
▽馬産地イベント
「うまカルフェスin新ひだか」については、馬産地を象徴するイベントとして、関係団体などとの連携のもと開催してまいります。
▽アイヌ政策
「アイヌ施策アクションプラン」に基づき、アイヌ文化拠点空間の整備や文化伝承に関わる人材の育成、活動拠点の形成に努めてまいります。
◆むすび
さまざまな課題にしっかりと向き合いながら、全力で取り組んでまいりますので、町民の皆さまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。
町政執行方針の全文は、町公式ホームぺージをご覧ください。
※二次元コードは広報紙3ページをご覧ください。
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