「がん(悪性腫瘍)」は、昭和56年以降、日本人における死因の第1位を占め、生涯のうち2人に1人が何らかのがんにかかり、4人に1人が亡くなっています。
かつて、がんは、不治の病と恐れられていましたが、近年、喫煙や食事、運動などの生活習慣の改善が、発がんリスクを低下させるとともに、定期的にがん検診を受けることによって、がんを早期に発見し、治療を行うことで、治癒率は着実に上がっています。
■症状がない今こそ、がん検診を受けましょう
道内のがん検診の受診率は全国平均よりも低く、コロナ禍でさらに低下しています。
がんになっても初期の段階では、ほとんど自覚症状がありません。症状が現れた時には、すでに進行しており、命の危険にさらされていることも少なくありません。
■国で推奨している5つのがん検診
国では、早期発見・治療により死亡率の低下が証明された次の5つの「がん検診」について受診を推奨しています。
■がんを防ぐための新12カ条
日本人を対象とした科学的な研究において、がん予防の効果が明らかとなった12の生活習慣が提案されました。
あなたのライフスタイルをチェックしましょう!
1条 たばこは吸わない
2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける
3条 お酒はほどほどに
4条 バランスの取れた食生活を
5条 塩辛い食品は控えめに
6条 野菜や果物は不足にならないように
7条 適度に運動
8条 適切な体重維持
9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療
10条 定期的ながん検診を
11条 体の異常に気が付いたら、すぐに受診を
12条 正しいがん情報でがんを知ることから
※出典:公益財団法人がん研究振興財団
■春のがん検診受け付け中!
町では、春と秋の集団健診で各種がん検診を実施します。
※乳・子宮頸がん検診は春のみ実施
申込・問合せ:保健福祉課健康推進G
【電話】72・2000
担当:保健福祉課
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