こんにちは。五十嵐威暢美術館かぜのび館長の大畠です。
十月に、新十津川小学校四年生の皆さんが、総合学習の時間に美術館を訪れてくださいました。今回の訪問では、各自が気に入った作品を三点選び、タブレットで撮影。その後、選んだ作品に自分たちでタイトルを付けるという活動を行いました。皆さんが真剣に作品を撮影し、考えたタイトルを発表する姿には感動しました。
体育館に展示されている「ゆ・ふ・る・じ」という大きな作品には、「うみのはじまり」や「前に立ちはだかる壁」など、個性豊かなタイトルが次々と生まれました。アートの世界に正解は一つではなく、無限に広がるもの。作品に対するそれぞれの見方や感想を大切にすることが、アートを楽しむ本質だと思います。四年生の皆さんが積極的に手を挙げ、異なる視点から素晴らしいタイトルを発表してくれたことは、私にとってもうれしい経験でした。
かぜのびは十月末をもって、今シーズンの展示は終了しました。この一年、多くの方々のご支援に支えられ、挑戦と成長を続けてきました。これからも、より多くの皆さんに愛され、訪れていただける美術館を目指してまいります。来年もよろしくお願いします。
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