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健康ワンポイント「ノロウイルスを知ろう!」

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北海道新十津川町

ノロウイルスは食中毒の原因になり、さらに人から人へ感染します。11月から春先まで流行し、ピークは12月~1月の冬場です。特効薬などがなく、予防対策が重要です。

■ノロウイルスの特徴
1 感染力が強い
非常に感染力が強く、わずかな接触・飛沫(ひまつ)で感染し、体内にウイルスが入ってから24~48時間で発症します。

2 繰り返し感染・発症する
ノロウイルスには多数の型があり、過去にかかっていても繰り返し感染・発症します。

3 感染ルートは3つ
(1)食品→人(経口感染)
ウイルスに汚染された食品(カキなどの二枚貝)や飲料水を加熱不十分で飲食する。
(2)人→食品→人(経口感染)
ウイルスの感染者が調理した食べ物や、ウイルスに汚染された食品を調理した人の手指を介して感染する。
(3)人→人(接触・飛沫)
感染者のおう吐物や排泄物に触れる、または、飛散した飛沫を吸い込む。

4 激しいおう吐や下痢症状
おう吐、繰り返す下痢、腹痛などが激しく続き、微熱を伴う場合もあります。一方で軽い風邪と区別がつかないこともあります。通常は、1~2日で症状は回復します。
※下痢止めは、ウイルスの排泄を妨げ、回復を遅らせることがあるので、自己判断で使わない。

■感染を防ぐための4原則
1 持ち込まない
・感染の恐れがある食品の生食は避ける。
・腹痛や下痢などの消化器症状がある時は、調理を控える。

2 つけない
・手洗いをしっかりと行う。調理前後、食事の前、トイレの後は必ず石けんで洗う。
・食品の取り扱いに注意し魚介類などの調理器具は分ける。

3 やっつける(加熱・消毒)
・食品の加熱
処理ノロウイルスを死滅させるには、中心温度85~90度以上で90秒以上加熱する。
・調理器具などの消毒

4 拡げない
ノロウイルスは、症状が治まってもウイルスの排出は、1週間~1カ月程度続きます。また、乾燥したおう吐物や排泄物の中でも感染力を持ち、空気中に飛散して、二次感染の原因となります。
ノロウイルスは、アルコールでは殺菌できません。消毒には、次亜塩素酸ナトリウム消毒液(市販の塩素系漂白剤を薄めたもの)が有効です。

高齢者や乳幼児は特に重症化する危険性があるため、日頃の予防が重要です。

担当:保健福祉課

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