新年あけましておめでとうございます。五十嵐威暢美術館かぜのび館長の大畠です。冬季休館中のかぜのびは、雪に包まれた静かな自然の中にあります。澄んだ空気と雪景色にいやされながら、春からの新たな活動が待ち遠しい季節です。
昨年11月末には、新十津川小学校4年生を対象に出張授業を行いました。今年の授業では、五十嵐威暢さんの代表作「立体アルファベット」をテーマに、紙の専門商社「竹尾」のファインペーパーを使った作品づくりに取り組みました。ザラザラ、ツルツル、透け感のある紙など、多彩な質感に触れた子どもたちは目を輝かせながら制作に励み、完成した作品はどれも個性豊かで素晴らしいものでした。講師のイラストレーター・シンヤチサトさんもその出来栄えに驚いていました。
授業の最終日には、子どもたちのアルファベット作品を使ったアニメーションをシンヤさんが制作。また、アルファベットを使った単語づくりゲームでも盛り上がり、「難しいと思ったけど楽しかった」「もっとやりたい!」という声がたくさん聞かれました。
子どもたちが作ったアルファベットで作成したアニメーションは、二次元コードからご覧いただけます。今年もかぜのびを通じて、皆さんとアートの楽しさを共有できる一年にしていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いします。
※二次元コードは本紙15ページをご覧ください。
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