新得町長 浜田正利
最近の出来事から、これからも皆さんの協力をお願いしたい事を2点報告します。
1点目は、第10回全町教育まつりが11月19日に開催されました。小学生以下の子ども131名の参加があり、昨年の107名を大幅に上回る盛況ぶりでした。保護者の皆さんをはじめ、協力いただいた新得音頭保存会の皆さん、新得中学校吹奏楽部の皆さん、ボランティアの皆さんを含め約350名(昨年270名)を超える方が子どもと一緒に様々な取り組みを行いました。令和2、3年は中止、令和4年は参加を制限しての開催、今回は4年ぶりの通常規模での開催とインフルエンザの影響もあるようでしたが無事開催することが出来たとのことでした。会場にお越しいただいた全ての方に感謝申し上げます。次回も宜しくお願いします。
2点目は、手話条例施行10周年記念式典が11月12日に開催されました。歴史を振り返ると、ろう者の皆さんとは昭和28年から一緒に過ごしてきましたが、コミュニケーションの取り方の難しさを双方で経験するなかで「新得手話の会」が町民有志によって創設され、町民のなかで手話への理解が少しずつ拡がってきたと思います。さらに、時を経て町民の皆さんの力で平成26年3月5日に手話条例が議会で可決され同年4月1日の施行を迎えました。以後、「手話は言語」を基本理念のもと「手話の普及・ろう者に対する理解」を深めるために皆さんと一緒に取り組み10年を迎え、今回の式典を機に更に条例制定の目的が拡がればと願うところです。改めて皆さんのご協力をお願いします。
複数の町民の方から「町長、最近役場にいない事が多いよね。」と言われましたので、「コロナの影響で減った出張の機会が元の頻度に戻ってきている事や、町長という立場で様々な団体の役員になったことにより機会が多くなった事が要因です。」とお答えしました。改めて調べますと昨年1年間の出張日数が92日だったのに対し、今年の1月から12月末までの間、出張で不在になる日が(一時的な不在を含む)114日間となる見込みで、単純計算で週に2~3日不在になり、特に出張が多かった11月は22日間不在でした。その他、把握は出来ていませんが、町内での行事などを加えると更に不在日が増えていることに自分でも、驚いています。
最近の世相から、ロシアとウクライナ問題、イスラエルとハマス問題など国外での様々な動きから人命、エネルギー、食料の安定的な確保など、今まであまり深く考える事が無かったことが頭を巡っており、結果、今後どうすれば良いのか考えが及ばない部分もあります。
しかし、平和のありがたみを実感しているのも正直なところです。
町民の皆さんには本年も町政全般にご協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。来年は、全てが穏やかな一年であることを強く願うとともに、町政へのご協力を切にお願いします。みなさん良いお年をお迎え下さい。
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