≪特集≫令和5年度の予算と主要施策(1)

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令和5年度予算が3月の定例町議会で可決され正式に決定しました。
予算のポイントや重点事業などをお伝えします。

◆令和5年度予算のポイント
▽一般会計予算は、24年ぶりの81億円台
一般会計の予算額は81億7,600万円。当初予算が80億円を超えるのは平成11年度以来となり、近年にない大きな予算規模となっています。

▽町全体の公共施設建設費は、前年度の2.8倍
役場庁舎建設などの各種大型事業について、本格的に工事を開始します。
建物、道路、公園の整備など町全体の公共施設建設工事費は23億8,000万円です。

▽3つの施策を優先的に取り組みます
(1)ゼロカーボンシティ実現への取り組み
(2)駅前周辺再整備、スマートIC・道の駅整備推進
(3)新型コロナウイルス感染症、自然災害への対応とポストコロナを見据えた取り組み

▽持続可能で安定した財政運営の継続
この間の将来を見据えた財政運営により、今年度の借金の返済額は昨年度よりも減少しています。今後も町民の皆さんが安心して住み続けられるよう、安定した財政運営を続けていきます。

◆当初予算額の比較

◆一般会計の歳入・歳出から見るポイント
(　)内は前年度比

▽歳入の主なもの
【町税】10.1億円(+0.0億円)
町民税収入の減少が見込まれる一方、事業用資産の増加により固定資産税の増が見込まれるため、町税全体では前年度並となっています。

【繰入金(貯金の取り崩し)】5.8億円(+2.7億円)
役場庁舎建設といった大型事業などに備えて積み立てている基金(貯金)を、一部取り崩して使います。

【町債(借金)】10.1億円(+6.3億円)
役場庁舎建設事業費に4.2億円を充てます。町債には資金調達のほか、将来に渡って使用する公共施設の建設費を「『借金の返済』という形で、将来の世代にも公平に負担してもらう」という側面もあります。

▽歳出の主なもの
【総務費】23.7億円(+8.8億円)
新庁舎建設、駅前周辺再整備関連経費、IC・道の駅整備関連経費などによる増加

【公債費(借金の返済)】10.4億円(△1.4億円)
町債の発行抑制、繰上償還(予定を繰り上げて返済を行うこと)など計画的な財政運営による返済額の減少

【土木費】8.2億円(+2.4億円)
駅前広場や拓鉄公園の整備工事などによる増加

【農林水産業費】6.1億円(+1.3億円)
農業農村整備工事のほか、生産現場の基盤改善を進めるための補助金新設などによる増加