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「広報しんとく」発行800号記念特集 伝えていきたい、まちのこと

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北海道新得町

「広報しんとく」は令和5年7月号で発行800号を迎えます。
今回は、「広報しんとく」の800号発行までの73年の足跡を過去の紙面を振り返りながら特集します。

◆町広報紙のはじまり
新得町の広報紙の歴史は古く、始まりは昭和初期まで遡ります。
新得村事務報告に、「新得村報」という名称で発行されていた記録があり、第1号の発行は、恐らく昭和5年頃と考えられています。
また、この村報が発行される前に「新得時報」が発行されており、村報が発行されるまでの間は、この「新得時報」が広報紙の役割を果たしていました。
「新得村報」のサイズはB5判8ページで構成され、活版印刷のこの紙面には、昭和5年度の事務報告から村会、補助雌牛、耕馬取り扱い、村内の出来事、文芸欄などが掲載されていました。村報の発行がいつまで続いたのかは、資料がないため不明です。

◆「広報しんとく」創刊
戦後の昭和25年10月にのちの「広報しんとく」となる「新得町だより」第一号が創刊されました。
当時は、物資不足の時代を反映して、ザラ紙2ページのタブロイド判(縦406mm×横272mm)でした。
同紙の創刊の辞で杉本義行町長は、「町だよりをとおして町内の出来事や、行政面の変転をみなさんにお知らせすることとする」と述べています。
第一号の内容としては杉本町長、石畑町議会議長のお言葉のほか、公民館開館式の模様や、狂犬病予防の周知、町にまつわるクイズの出題などもありました。
昭和32年4月発行の第37号より名称を「町だよりしんとく」へ、昭和34年11月発行の47号より「広報しんとく」へ変更しています。
※昭和36年5月~12月の間、一時的に「新得町政だより」の名称で発行されている時期がありました。

◆町民に焦点を当てる
町政の状況だけではなく、町民に焦点を当てた、「ふるさとの顔」や「クローズアップ」などの掲載開始や、よりよいまちづくりのため、町民の声を聴くことを目的とした今の「まちづくりレター」の前身となる「町民の声」の掲載の開始など、より一層町民に根ざした広報づくりを目指し、創意工夫されていきました。

◆想いを伝える
昭和48年10月号から佐々木忠利町長が身近な体験や行政事情を「町長メモ」として寄稿を開始し、平成5年の斉藤敏雄町長からは「春夏秋冬」、平成17年の浜田正利町長になってからは「町長室からこんにちは」と題して町行政の話題や、その時々の政策課題などを分かりやすく書いており、町民の皆さんへ想いを伝える、新得町をもっと知ってもらうべく現在も毎月掲載しています。

◆「広報しんとく」のあゆみ
時期不明 「新得時報」発行(新得村報が発行されるまでの間)
昭和5年 「新得村報」発行
昭和25年 「新得町だより」(後の「広報しんとく」)初号発行
昭和28年 町勢要覧発行開始
昭和32年 「新得町だより」から「町だよりしんとく」に名称変更
昭和34年 「町だよりしんとく」から「広報しんとく」に名称変更
昭和40年 第100号発行
昭和41年 北海道広報コンクール特選 広報写真の部
昭和43年 初の表紙カラー印刷
昭和48年 第200号発行、『町長メモ』寄稿開始
昭和49年 「お知らせしんとく」発行開始
昭和50年 町政カレンダー発行(現暮らしのカレンダー)
昭和56年 第300号発行、全国広報コンクール入選、北海道広報コンクール特選 映像作品の部
昭和57年 北海道広報コンクール特選 カレンダーの部
昭和59年 北海道広報コンクール特選 カレンダーの部
平成2年 第400号発行、北海道広報コンクール特選 広報紙の部
平成4年 北海道広報コンクール特選 カレンダーの部
平成5年 斉藤町長「春夏秋冬」寄稿開始
平成9年 クローズアップ連載開始
平成10年 第500号発行
平成11年 広報紙をホームページ上で掲載開始
平成17年 「町長室からこんにちは」寄稿開始
平成18年 第600号発行
平成21年 北海道広報コンクール特選 広報写真の部
平成24年 広報モニター制度開始
平成27年 第700号発行
令和4年 「広報しんとく」をオールカラーで発行開始
令和5年 第800号発行

◆町の動きを伝える
「広報しんとく」は創刊当時から町政情報、町の動きなどを中心に、幅広くお伝えしてきました。
五ヶ瀬町との姉妹都市盟約、東根市友好都市盟約、開拓120周年周年記念式典の挙行など、町として大きな出来事は広報紙に大きく掲載してきました。
新得町が平成26年に制定した「手話条例」や平成30年まで行っていた、小学生が議員となって一般質問を行う、模擬議会の取り組みである「子ども議会」、新得町最大のイベント「しんとく新そばまつり」など、町独自の取り組みなども特集を組んできました。
近年では新得スマートインターチェンジの整備決定についても大きく取り上げており、その他、役場庁舎の建て替えや新得駅前再整備、スマートインターチェンジと絡めた道の駅計画など複数の大型事業が進行しており、動きがあればその都度「広報しんとく」を通じてお伝えしています。

◆見やすさ・読みやすさ
時代が進むにつれて、発刊当初より写真やイラストを増やし、老若男女幅広い世代に読んでいただけるよう工夫をしています。
令和4年度からは、オールカラーでの発行を開始したことで、写真やイラストで情報を伝えやすくなったことや、何より「見やすくなった」、「読みやすくなった」との声を町民の方から数多くいただいております。
近年は、内容についても、町民の皆さんの生活に深く関係する身近な話題も特集として取り上げています。

◆更なる内容の充実
時代とともに、変化・進化してきた「広報しんとく」ですが、今後も町民の皆さんに読んでいただき、新得をもっと好きになるような紙面づくりに力を入れていきます。
「広報しんとく」をこれからもよろしくお願いいたします。

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