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自治体の皆さまへ

ヘルメット 自転車に乗る時は、着用が努力義務になりました。

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北海道新得町

◆着用の努力義務
令和5年4月1日から自転車に乗る際は年齢を問わず、全ての人にヘルメットの着用が努力義務化されました。
ヘルメット着用の「努力義務」とは個人の責任として推奨し、着用努力を求めることを法律で定めたものです。
罰則こそありませんが、改正道路交通法には「ヘルメットをかぶるよう努めなければならない」と明記されています。

◆道内の自転車事故発生件数
自転車関連の交通事故の発生件数は、緩やかな下降傾向にありますが、死者数については年によって増減があります。自転車事故をめぐる損害賠償も高額化している中、安全運転を心がけるとともに、万全な安全装備の必要があります。

▽北海道内における自転車関連事故の発生状況

自転車事故の原因で最も多いのは出会い頭の衝突で、自転車による事故原因全体の「約半数」を占めているようです。

◆死亡事故の大半は頭部損傷が原因
自転車が関連する交通事故で負う怪我の部位を見ると頭部はそれほど多い割合ではないですが、死亡事故に絞って見てみると、犠牲者の半数以上が頭部に致命傷を負っていることがわかっています。
下記は道内の自転車乗車中の死者の損傷部位を示したグラフで、約52%が頭部に致命傷を負っています。

▽道内における自転車乗車中死者の人身損傷部位(平成30年から令和4年の過去5年累計)

頭部損傷が死に直結します!

◆命を守るヘルメット
自転車乗車中のヘルメット非着用時の死傷者に占める死者の割合(致死率)は着用時に比べて約2.6倍高くなっており、ヘルメットを着用していないことによって、死の危険性が高まることがわかります。

▽ヘルメット着用状況別致死率比較(令和4年)

ヘルメット非着用で致死率倍増!

◆安心してください、売っていますよ
町内では「おしゃれの店ひろせ」さんと「小笹商会」さんで販売していました。気になった方はぜひ店頭でご確認ください。
(6月末時点での広報広聴係調べ)

◆自転車安全利用五則
自転車は、道路交通法上の「軽車両」で車の仲間です。車と同じように、守らなければならない交通ルールがあります。それが昨年11月に改定された『自転車安全利用五則」。ヘルメットの着用義務もこのうちの一つです。

▽POINT!「自転車安全利用五則」を再確認!!

[01]車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
・歩道と車道の区別がある道路では自転車は車道通行が原則です。車道通行の場合は左側に寄って通行しなければなりません。
(罰則:3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金)

・歩道を通行できる場合は車道よりの部分をすぐに停止できる速度で通行します。歩行者の通行を妨げる場合は、一時停止しなければなりません。
(罰則:2万円以下の罰金、または科料)

[02]交差点では信号と一時停止を守って安全確認
・信号機のある交差点では、信号に従って安全を確認し通行しましょう。自転車は対面する車両用信号に従うのが原則です。道路標識により一時停止すべきとされている場所では必ず一時停止し、安全を確認しましょう。
(罰則:3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金)

[03]夜間はライトを点灯
・前方の安全確認だけではなく歩行者や車に自転車の存在を知らせるためにも夜間は必ずライトを点灯させましょう。
(罰則:5万円以下の罰金)

[04]飲酒運転は禁止
・自転車は車同様に飲酒運転は禁止です。
(罰則:5年以下の懲役、または100万円以下の罰金)

[05]ヘルメットを着用
・自転車乗車時の着用努力義務
(罰則:なし)

◆ヘルメット着用が日常に
ヘルメット着用率は今のところ低いと見られ、一般化するまでにはまだまだ時間がかかると思われます。ただし、着用することによる効果等を理解すると、徐々に着用率も増えていくと思います。周囲の人のヘルメット着用率に関わらず、事故に遭った場合大けがにつながらないよう自らの安全のために、ヘルメット着用に努めましょう。

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