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第3セクターの決算状況

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北海道新得町

町の出資割合が50%を超える法人について、令和4年度の決算状況をご報告します。

◆(株)新得町畜産振興公社(町営育成牧場の管理・運営)
令和4年度は放牧1,355頭、舎飼1,289頭、哺育724頭(いずれも1日平均)の預託数となりました。
長雨による牧草の収穫遅延や、湿害によるデントコーンの生育不良、また、飼料をはじめとする資材の高騰により、厳しい経営を強いられた1年となりました。
今年度は、計測値に基づいた飼養管理に取り組み、計画的に業務を遂行するとともに、さらなるコスト低減に努め、健全な牧場経営を行ってまいります。

▽町営育成牧場ってどんなところ?
広大な草資源を活用し、乳牛等の預託事業(一定期間牛を預かり育成して依頼主に返す)を行い、町内酪農家の労働力軽減、経営効率化を図っています。
牛舎、哺育舎等を備える新内牧場と、屈足牧場の放牧地の合計619ヘクタールは東京ドーム132個分の広さにあたります。

◆(株)新得観光振興公社(トムラウシ温泉東大雪荘の管理・運営)
令和4年度の入込客数は宿泊利用8,645人、日帰り温泉利用9,069人、計17,714人と令和3年度に比べて88.3%(2,345人減)となりました。
繁忙期である8月に、大雨により短縮登山道への道が寸断されたことで登山客のキャンセルが出たことや、調理人の不足により予約のセーブ・別注料理の提供ができなかったことから、売上を落とす結果となりました。
外部アドバイザーのご意見をいただきながら、コストの見直しを始め、時期に応じた宿泊料金などを実施したほか、全館Wi-Fiも導入するなどし、お客様の満足度向上にも取り組んだ1年でした。

▽東大雪荘の入込客数

▽国民宿舎経営強化事業補助金

令和3年度においては、感染症対策費用や今後の運営資金の確保などのため、町から同補助金4,500万円を支出しています。
※令和4年度は支出していません

今年度は、コロナによる制限もなくなり、観光客の動きも活発になっているため、この機を逃さず収益増に取り組んでいきます。具体的には、SNSを活用した情報発信や積極的な外部への営業活動、また「ネイチャー事業部」の立ち上げによる地域の魅力を生かした新たなアクティビティなどを展開していきます。
今年度も引き続き経営アドバイザーの指導を受け、業務・財務内容の改善など東大雪荘を安定的に運営できるよう取り組んでまいります。道内旅館の中でも最上位の人気を誇る秘境の温泉や、ここでしか手に入らないオリジナルグッズなどもご用意しておりますので、ぜひご利用ください。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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