新得町長 浜田正利
最近感じた、強い思いを四点報告します。
一点目は、道央の川から発がん性が懸念される有機フッ素化合物(PFAS)が検出された記事が掲載され、心配になり新得町内の飲み水として利用している、町が関わる全ての箇所の水質検査を早急に行いました。全箇所で問題無しとの結果となり、安心したのと同時に、報道によると全国各地で同じような問題が取り上げられていましたので、生活に必要な安心・安全な水を、引き続き皆さんに届けられるよう心がけていきたいと強く感じたところです。
二点目は、10月24日、25日に「地域に開かれたダム全国協議会・第28回現地交流会」を新得町で開催しました。全国から55名の参加をいただき、ダムを切り口にした地域振興を進めるために、会員の近況報告や、町内ダムの現地視察、活発な意見交換を行いました。新得町には6つのダムと7つの発電所があり、生み出される電力は約19万世帯分があること、ダム・河川を利用した観光振興や、農業、観光などの地域の現状などを報告し、これを契機に新得町を知っていただくことに繋がったのではと考えています。また、ダムが建設され下流部の治水対策が進められたことや、二酸化炭素を排出しない水力発電所が存在する新得町の存在意義を再認識し、今後も関係する方々と、ダム本来の目的の遂行や、皆さんの知恵と努力を切り口にして、地域振興に町として努力していかなければと強く思いました。
三点目は、東根市との友好都市提携30周年を祝うべく、春先から様々な取り組みを進めてきました。記念事業の締めの取り組みとして、11月5日、6日にかけて「北飛翔III」の上演、記念式典等が大変多くの方のご協力のもと開催されました。改めて、先人たちへの感謝と歴史の重み、東根市との更なる交流、次に繋がるまちづくりを強く感じました。今後の皆さんの一層の協力を切にお願いします。
四点目は、第50回衆議院議員選挙が終わりました。今後の国政がどうなるのかと同時に、皆さんの生活に直接関わる具体的な政策がどうなっていくのか注意深く見ていきたいと考えています。
また、新得町の来年度の予算編成が始まっていますので、国の地方財政に対する対応も気になるところです。今後のために皆さんの気づいた点があれば職員にお話しいただければ助かりますので宜しくお願いします。
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