新得町長 浜田正利
明るい気分で正月を迎えて間もなく、何とも言い難い、哀しい気持ちになった出来事を2点報告します。
1点目は、1月1日に発生した能登半島地震には驚きました。日が経つにつれ、想像がつかないほどの甚大な被害状況が明らかになっています。事の重大さに、ただただ驚いていますが、被害に遭われた方々におかれましては、厳しい冬のさなか、体調管理に気をつけられ、一刻も早く穏やかな生活に戻れることを強く願うところです。平成7年の阪神淡路大震災では地震の揺れの大きさと、火災の凄まじさ、平成23年の東日本大震災では津波の恐ろしさを思い知らされ、災害発生時には早期に避難することの大切さ、難しさ、避難生活の大変さを強く感じました。また、新得町を含めた平成28年の大雨被害では、避難指示、避難所開設、避難された方々への対応、町民の皆さんへの正しい情報伝達のあり方、絶対の安全が担保されない時の行動などの、大切さを改めて感じたと同時に、町民の皆さんの我慢と協力のありがたさを実感しました。さらに全国の方々から多くのご支援をいただいたことに感謝しました。役場の職員も世代交代が進み、平成28年大雨被害を経験していない職員が、全体の4割近くを占めます。改めて、災害は必ずあるということを前提の元、常に最悪のことをイメージし、行動しなければと強く感じたところです。
2点目は、1月2日には羽田空港で民間機と海上保安庁の航空機の衝突事故が発生しました。人間のミスが原因の一つではと勝手に判断していますが、亡くなった方がいる事を踏まえ二度と事故が起きないよう、しっかりとした対応を強く願うところです。
1月に入り各種団体の新年会に可能な限り参加させていただき、その中で、美味しい手作りの料理や手作りの置物をいただきました。心から感謝しております。また、1月22日には「出前型ぽっかぽか心トーク」の開催もあり沢山のお話を伺うことができ、いただいた意見・要望を整理して町民の皆さんにお返ししていきます。
広報が届くころには令和6年度予算案が確定し、3月の予算議会にむけ準備が進められていますが、新得町の一般会計としては過去に類を見ない、116億円超の予算規模になるのではと思っています。予算詳細などは、今後の広報でお知らせしていきますが、この機会にぜひ議場で議会の様子を傍聴いただいたり、議会のインターネット配信などで、議論を見守っていただきたいと思います。
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