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≪特集≫生まれ変わる サホロクリニック建て替え工事始まります〜町内唯一の有床医療機関〜

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北海道新得町

◆生まれ変わるサホロクリニック
サホロクリニックの現施設は、平成2年4月に町で建設し、「新得診療所」として開院しました。
その後、平成13年より医療法人前田クリニックの分院の、「サホロクリニック」として診療を開始し、現在も町民の皆さまに利用されています。
サホロクリニックは町内で唯一の入院機能を持ち、救急医療や在宅医療はもちろん、誰もが人生をできる限り長く健康でいられるように、リハビリテーション医療の機能も持ち合わせるなど、新得町の医療において重要な役割を果たしてきました。
しかし、現施設は建築してから34年が経過しており、施設が老朽化していることや、利用者ニーズの変化などによって、地域医療の課題が様々あることから、新しく建て替えることになりました。
今号では新しいサホロクリニックについてご紹介します。

◆新しいサホロクリニックのイメージ
≪建物概要≫
病床数:19床
診療科:一般内科・消化器科・外科・リハビリテーション科・放射線科
建物構成:
・2階…病棟
・1階…外来部門、リハビリ部門、医療事務、厨房他
建物規模:
・延床面積 1,367.45平方メートル
・建物階数 地上2階
・建物構造 鉄筋コンクリート造

◆施設整備のコンセプト
[POINT01]災害に強い
災害時に継続した医療を提供(非常用発電機、給水システム、自立型冷暖房システム)

[POINT02]経済性に配慮
全館LED照明など、ランニングコストに配慮した経済性の高い施設

[POINT03]プライバシーに配慮
救急患者の出入り口を分離し、プライバシーを確保

[POINT04]誰もが安心・安全に利用できる
ユニバーサルデザイン、わかりやすい機能配置等により、誰もが利用しやすい施設

[POINT05]柔軟性が高い
利用者ニーズの変化や医療技術の進歩、医療環境の変化にも柔軟に対応できる施設

◆サホロクリニックの施設を詳しくチェック!
≪1階≫
▽待合スペース
エントランスホールと診察ゾーンに隣接配置。キッズスペース、多機能トイレを併設し、来院者がやさしく安全に利用できる。

▽診察・処置・点滴室
診療部門を集約配置。医療行為に応じた適切な広さを備え、将来の医療需要の変化にも対応可能な、柔軟性が高い診療スペース。

▽機能訓練室
外来患者と入院患者の利便性の高い位置に配置。

▽会議・休憩室
スタッフの休憩が十分できるよう、光環境、騒音に配慮。水廻りも併設。

▽X線・TV室/内視鏡室
X線・TV室と内視鏡室を集約配置。CT室や操作スペースを隣接することで、連携と動線の短縮化に配慮。

▽廊下
緊急患者の出入り口を分離し、プライバシーを確保。

▽厨房
各病室までの配膳動線を考慮した位置に配置。食品搬入口として緊急等出入口厨房用玄関を独立設置。

≪2階≫
▽病室
病室はスタッフステーションを中心に東⻄に分けて配置。患者の生活とスタッフの医療行為に配慮した広さを確保。

▽スタッフステーション
患者への見守りやすさに配慮し、フロア中央に配置。スタッフ動線を短くでき、看護のしやすさに配慮。

▽デイルーム
スタッフステーションから見え、患者が安心して過ごすことができる。

▽テラス
デイルームに面して南面に配置。患者の居住性を高め、閉鎖的な入院生活による患者のストレスの緩和機能を担う屋外空間。

◆なぜ建て替えるの?
平成28年の消防法改正により、令和7年6月までにスプリンクラーの設置が義務付けられたことや、施設の老朽化、利用者ニーズの変化と予防医療への対応などから、時代に即した医療の提供が困難となった状況を踏まえ、適切で安全な医療提供を図るため、新しく建て替えることになりました。

◆費用はいくら?
建設工事費 11億7,744万円
監理費 1,145万円
→全体工事費 11億8,889万円

※上記工事費以外の経費
基本設計委託費…1,639万円
実施設計委託費…2,959万円
→設計委託費合計…4,598万円

◆今後のスケジュールは?
新施設はサホロクリニック現施設の東側へ建て替えとなります。令和6年1月に実施設計が終了したため、令和7年7月の開院を目指し令和6年度より本格的に工事が始まります。

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