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自治体の皆さまへ

町長室からこんにちは

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北海道新得町

新得町長 浜田正利

明治40年9月8日に開通し、新得町の発展に寄与してきた、JR根室線(富良野〜新得間)が3月31日を最後に廃線され、4月1日から都市間バスへの転換となりました。
石勝線の開通以後は、富良野方面への列車本数は減りましたが、南富良野町、富良野市、旭川市方面を繋ぐ重要な鉄路でした。しかし、平成28年8月の大雨により南富良野町落合地区の鉄路が甚大な被害に遭い、不通となり、時を同じくしてJR北海道の経営方針から廃線議論が進められました。この間、町は鉄路存続に向けて動いてきましたが、JR北海道から運行にかかる費用の負担、約11億円を沿線自治体に求められたことなどの理由から、昨年の令和5年3月30日に沿線自治体の全7首長とJR北海道による廃線同意書調印式が富良野市で行われ、止むなく合意に至り、今回の廃線を迎えました。私情が入りますが、私は幼少期に国鉄官舎で暮らし、駅周辺で遊び、親戚が富良野方面にいたこともあり、根室線を利用していた一人として極めて淋しい出来事になりました。同時に、これからも新得駅と一緒にまちづくりを進めていかなければと強く誓ったところです。
気になることを2点、また、お願いを2点、併せて4点報告します。
1点目は、日銀の金融政策である、マイナス金利政策などの大規模な金融緩和政策の解除が決定しました。その結果、町内企業を含め、皆さんの暮らしにどのような影響を与えるのかと考えています。
2点目は、太陽光など再生エネルギーの普及のために、電気料金に上乗せをして皆さんに負担(賦課金)していただいていますが、令和6年度は標準家庭(1カ月400キロワット時使用)で月1,396円になると公表されました。平成24年から制度が始まり、その時は月57円でした。再生エネルギーの導入促進と国民負担の増加が、今後どうなるのかと考えています。
3点目は、4月から入学・入園した子どもたちが、緊張の日々を送りはじめていると思います。初めてのことばかりだと思いますので、慣れるまでには時間がかかりますが、保護者の方はもちろん、町民の皆さまも、登校・登園時のお声掛けなど、温かいご支援をよろしくお願いいたします。
4点目は、毎年のことですが、雪解けが進むとごみ等があちこちに見えてきます。除雪・排雪などを含め、行政側もなるべく早く道路や公共施設等の環境整備を進めますが、皆さんにおかれましても、自宅周辺の環境整備についてご協力をお願いします。

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