廣瀬 顕嗣(ひろせ あきつぐ)さん(73歳)
「人との出逢いを大切にしてきたからこそ、今の自分とお店があると思っている」と話すのは、おしゃれの店ひろせの店主、廣瀬顕嗣さん。
廣瀬さんは、昭和26年に新得町で生まれ、新得中学校を卒業後に帯広三条高校、大東文化大学へと進学。
大学を卒業後、新得町に戻り、父が営むおしゃれの店ひろせに就職。
昭和53年、父の急逝と店舗が移転したタイミングで、店主となる。その頃から、年に10回ほど大阪の現金問屋へ商品の買い付けに行くようになった。「愛され続けるお店でありたいという思いから、お客さんに利益を還元することを心がけている。このお店で多くの人と出逢い、今も交流が続いている方もいるので、今後もこのお店を大切にしていきたい」
新得町商工会青年部に所属していた廣瀬さんは、当時の先輩から新得消防団へ加入の誘いがあり、昭和55年に同団へ入団する。「妻がお店で働いてくれたおかげで、消防団員の活動にも集中することができた。とても感謝している」
平成26年4月から新得消防団の団長に就任。平成28年の台風9・10号の被害について廣瀬さんは「水害による断水が3週間ほど続き、消防団員は朝から夜まで給水活動を行っていた。あの時は、団員それぞれの本業もありながら活動をしていたので、みんな大変な時期だったと思う」と当時のことを話す。
令和6年3月で44年間務めた新得消防団を退団され、長年の消防活動が評価された廣瀬さんは、【令和6年度秋の叙勲】で瑞宝双光章を受章した。「共に汗を流してきた団員や家族の支えがあって、受章することができた」と感謝の言葉を話す。
町の教育活動にも携わっていた廣瀬さんは、平成12年から教育委員を務め、平成19年から平成26年までは教育委員長として、教育行政の主軸を担った。「教育委員でなければ経験できないことが多く、自身の貴重な財産になった」
趣味はパークゴルフと話す廣瀬さん。オープン期間は、早朝から友人とサホロリバーサイド運動広場に行き、パークゴルフをするのが日課。お店が週休2日制になってからは、ゴルフ場に行く機会も増えたという。「毎日の運動が、健康でいられる秘訣だと思っている。体が元気な限り運動を続けたいね」
住所:新得町本通南2丁目26番地 ハプセブンショッピングセンター
定休日:水・日曜日
営業時間:9時00分〜18時00分
衣料品や日用品など、様々な商品を販売しています。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>