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村立保育所運営改革経過報告~幼児教育の推進と利用しやすい保育所を目指して~

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北海道新篠津村

村では幼児教育の推進と保育サービスの充実を図るため、指定管理者制度を活用し、段階的に保育所運営改革を進めています。将来的には村内3ヵ所の保育所を統合して、認定こども園の設立を目指しています。
10月23日、在園児保護者を対象とした2回目の「保護者説明会」を開催しましたので、保護者の主な意見と石塚村長の回答をご報告します。

■保護者の主な意見
○半数以上は賛成していないので、保育所運営改革の是非を保護者に確認してはどうでしょうか。
○保護者が意見を述べる場がない。保育所運営協議会で意見が反映されません。反対です。
○保育士を確保しないと、認定こども園や延長保育などのサービスが充実されません。
○ひまわり保育所設置が保育士不足に拍車をかけています。
○役場がルールを決めるのではなく、保護者や保育士の意見を聞いて施設整備などをしてください。
○指定管理者候補の施設が休園で不安です。
○認定こども園は賛成だが、指定管理者候補による運営は反対です。
○保育士不足を解消するため、たかくら保育所との合併が先です。
○村には保育所が一つしかないが、指定管理者が運営できなくなった時どうなるのでしょうか。
○保育所運営改革は賛成。共働きの家庭が増えているので夏休みなどの廃止を早く実現してください。
○認定こども園は魅力的。文字の読み書きも小学校入学後不安なので保育所運営改革をぜひ進めてください。

■石塚村長の回答
まちづくり総合計画のアンケート調査では、これまでの保育所運営で良いという方もいますが、こどもの成長を促すためには、保育所でも文字の読み書きなどの幼児教育は必要です。
安定的に保育士を確保するためには、他自治体のような奨学金の一部補助なども検討します。また、施設などの環境整備も保育士を確保するためには必要です。すくすく保育所は39年経過し、改修は厳しい状況です。学童保育など子育て環境が充実された新しい保育所を整備するには令和7、8年までに3ヵ所の保育所を統合し、その後プール跡地への建設を検討したいと考えています。将来的には、開園・閉園時間など地域の実情に合わせた運営ができる地方裁量型の認定こども園への移行を目指し、子育てサービスの充実を図ります。
認定こども園への移行は、関係者との保育サービスおよび幼児教育に係る協議や手続きに時間を要するので、1、2年は保育所運営の内容に大きな変更はありません。保育所運営が、社協から指定管理者になっても全てを任せるのではなく、協定を締結し村も運営に関与しますので、保護者の不安はないと思います。
100%の賛成はあり得ませんが、今後も説明会を開催し、皆さんの意見を聞いて、ある程度の理解を得ながら保育所運営改革を進めます。

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