■次世代を担う若い人達に
今月の担当:早瀬 慶四郎(農商工連携推進員)
産直市場では、今年も夏から秋にかけて、沢山の若者の訪問を受けました。海外からの大学院留学生や道内の専門学校生、グリーンツーリズムによる本州の高校生、また地元では、高等養護学校や中学校の職場実習などです。
若い人達に何を伝え、どの様に感じてもらうか苦慮する毎日ですが、新篠津村のファンが着実に増えて行くためには、とにかく美味しい地場の農産品を食べてもらうことが一番です。そして生産者である農家さんが、いかに情熱を掛けて美味しい物作りに励んでいるかを力を込めて伝えています。
「この間ここで買ったこれがとても美味しかったから、また買いに来ました」このお客さまの言葉を農家さんに伝え、その笑顔を見る瞬間が私には無上の喜びになります。どこの農家さんも土作りにこだわっていますが、低農薬・無農薬の栽培を継続して行くことは、いかに大変なことかを私達も肝に銘じて伝えています。
北海道では、札幌周辺・千歳線沿線に人口の集中が見られ、ニセコ・富良野地区の観光需要が旺盛な地域以外は、驚くほどのスピードで過疎化が進んでいます。
私は次世代を担う若者達に勧めます。
(1)若いウチは貪欲に視野を広げて、多面的に物事を考える意識を強く持つこと。
(2)ぜひ一度、自分の故郷を離れ、外から自分の故郷を見つめてみること。
この狭い日本でも、地域による歴史や文化はとても大きな違いがあります。まずは、自分を慈しみ育んでくれた故郷のことを冷静に見つめて、今後はその故郷に恩返しをするように意識して行動して欲しいと思います。
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