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自治体の皆さまへ

健康一番

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北海道新篠津村

▼テーマ
「通いの場」とは

▼今月の担当
保健師
山本 寿美枝

市町村保健師の仕事は様々ありますが、私は昨年4月の異動で、高齢な方への介護予防関係の業務を担当しています。

厚労省も推進している「通いの場」とは『地域の住民が主体となり気軽に集い活動内容を企画し、ふれあいを通して「生きがいづくり」「仲間づくり」の輪を広げる場所で地域の介護予防の拠点となる場所』といわれています。

昨今、なぜ「通いの場」が推進されているのでしょうか。運動・ボランティア・趣味関係のグループなどの社会参加の割合が高い地域ほど、転倒や認知症、うつのリスクが低い傾向がみられることがわかっています。また、高齢になり心身機能に低下が感じられても、時には担い手となり、時には支えられる立場となりながら、日々の生活の充実感を高め「生活の質(QOL)」が向上することが、介護予防や認知症予防にとても重要であると言われているからです。村内にも、高齢な方が様々な目的で集まる場があり、おじゃまさせてもらうことがありますが、元気に活動されている姿にパワーをいただくことがたくさんあります。

住民の方が主体である「通いの場」において、生活支援コーディネーターや地域包括支援センター、保健師などの専門職の役割は、後方支援(黒子に徹すること)です。今年も引き続き、お話を聞いたり、おじゃまさせてもらったりしながら、黒子に徹していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

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