▼テーマ
手荒れにお困りではないですか?
▼今月の担当
保健師
勝藤 裕子
秋冬から春は、空気の乾燥に加えて感染症対策として手洗いやアルコール消毒の回数が増えることで肌がうるおいを失い、かゆみや湿疹など手荒れの症状が起こりやすくなります。私自身、毎年9月頃から6月頃までハンドクリームが手放せず、ひどい時には指先がひび割れたり、指紋が見えなくなるほど皮膚が薄くなってしまうこともあります。ここまでではなくても、手荒れのお悩みを持つ方も多いと思いますので、感染予防をしつつ手荒れを防ぐためのハンドケアについてお伝えします。
〈手洗いのポイント〉
・人肌程度のぬるま湯で洗う
・ハンドソープやせっけんはしっかり洗い流す
・水分はきちんとふき取る
(ハンドドライヤーの温風は手肌が乾燥してしまうためハンカチでのふき取りがベスト)
〈保湿ケアのポイント〉
・手洗いや消毒のたびにハンドクリームを塗る
・水仕事の際はゴム手袋を使う
(ハンドクリームを塗ってからゴム手袋をすると浸透効果アップ!)
・就寝前にハンドクリームを多めに塗る
(サクランボ大)
・アルコール消毒の後はしっかり乾燥させてハンドクリームを塗る
他にも効果的な方法があるかもしれませんが、手荒れ予防は「こまめな保湿」に尽きると思います。私も気がついたらすぐ保湿できるように、机の引き出し、バッグの中、洗面所やキッチンなどにハンドクリームを常備しています。好きな香りのものだとリラックス効果も期待できますし、ドラッグストアには様々なハンドクリームが並んでいますので、みなさんもお気に入りを見つけてはいかがでしょうか。
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