長らく続いているコロナ禍から緩やかに経済活動が回復している一方、世界的な物価高騰とそれに対応する金融引締めにより、我が国経済に及ぶ影響が懸念されています。国は令和6年度予算において「物価に負けない賃上げ」を掲げ、経済の好循環を目指すこととしています。
また、時代の変化に応じた先送りできない課題として、少子化対策、行政のデジタル化、防衛、被災地復興などを予算のポイントとしています。
新篠津村においても、こうした時代に即した課題に対応し、引き続き国が進める景気・経済対策がある際には、積極的に取り組んでいきます。
本年度も、「新篠津村まちづくり総合計画」の基本理念の実現に向けて、国の政策や本村の実情に即した行政運営を行います。現状、本村は健全な財政状態を維持していますが、依然として人口減少が続き、今後、税金や国からの交付税など、村の収入の減少が見込まれます。一方で、増加が懸念される行政全体のコストや公共施設等の建替え・改修コストにより、当面の財政運営はますます切迫していく可能性があります。
多様なニーズに対応しつつ、適切に財源を確保するとともに、最小の経費で最大の効果が発揮できるよう、更なる創意工夫をしていきます。村民の安全と生活を最優先とし、安心して暮らせる生きがいのある村となるよう、努力を続けていきます。
◆総務費
地域振興や一般事務に使うお金
▽自治活動への支援・助成
▽ふるさと納税事業
▽情報化推進事業
▽バス路線維持補助金
▽消防負担金
◆民生費
各種福祉事業を行うためのお金
▽自立支援介護給付事業
▽各種医療費給付事業
▽保育所運営事業(指定管理)
▽国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療会計への繰り出し
◆農林業費
農業の振興、用水の維持に使うお金
▽多面的機能支払交付金
▽各種農業支援交付金等
▽揚水機場維持管理事業
▽道営土地改良事業負担金
▽農業集落排水事業会計への補助
◆公債費
借入金の返済に使うお金
◆議会費
村議会の運営を行うためのお金
◆土木費
道路や住宅、まちづくりに使うお金
▽公営住宅・公共施設維持管理
▽村道維持補修事業
▽除排雪事業・除雪車買替
▽ハイブリッド車導入事業
◆教育費
学校教育や社会教育に使うお金
▽学校運営・施設管理経費
▽学校給食運営事業
▽高校生通学費等支援事業
▽防犯カメラ設置工事
▽自治センター・各体育施設管理事業
◆衛生費
村民の健康やごみ処理に使うお金
▽予防接種事業
▽検診・妊産婦支援事業
▽不妊・不育症治療助成事業
▽診療所建替事業補助金
▽温暖化対策実行計画策定
◆商工観光費
観光事業や商工業の振興に使うお金
▽観光施設維持補修事業
▽天文台整備運営事業
▽観光PR事業
▽地域おこし協力隊事業
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