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北海道新篠津村

今月の担当:山本 修(商工観光推進員)

■新篠津中学校だからこそできた理科授業
明けましておめでとうございます!
昨年は天文台が本格稼働し、赤いオーロラや彗星が見えたりと、天文台は大忙しであっという間の一年となりましたが、今年はどんな一年になるでしょうか?
昨年、久しぶりに理科の授業(新篠津中学校にて)をさせて頂きました。驚いたのは生徒の少なさです。この人数が数年後の村全体の20歳の人数(人口というにはあまりにも少ないので…)になり、30歳、40歳…の人数になるのだと思うと、改めて人口減少を意識せずにはいられませんでした。
さて、中学理科教科書には「太陽の黒点の観察」という実習が紹介されています。この観察方法は、望遠鏡で拡大した太陽像を投影して黒点のスケッチをするというものです。教科書では、投影して観察する方法しか扱っていません。その理由は、複数の生徒が同時に観察し、スケッチが簡単にできるからです。
しかし、私は減光フィルターと水素が出す特殊な光(Hα線)だけを通すフィルターを使って、二つの太陽像を見てもらいました。投影法では、黒点や白斑は見ることができますが、教科書に載っているプロミネンス(紅炎)やHα線は見ることができません。また、この方法で観察すると一人ずつ望遠鏡を覗いてもらうため時間がかかりますが、新中3年生は19人。少人数だからこそ、観察することができます。
あいにくの薄曇りで、プロミネンスが見えなかった人がいて残念でしたが、直接望遠鏡を覗くことができたことに感激してくれたようです。
昨年、昼間に多くの方が天文台に来られました。新篠津小学校や新篠津高等養護学校の授業、婚活行事や各種団体のプロジェクトも昼間の来館でした。
しんしのつ天文台では、来年度は太陽望遠鏡を設置し、昼間の開館も考えていますのでご期待ください。
今年もよろしくお願いいたします。

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