■様々な取組みに挑戦した夏期開園でした!
今年の夏期開園も終わり、この手紙が届く頃には冬期開園が始まっているでしょうか。今年の夏期開園は、個人的には「マスクを外すのにためらいを覚えた春に始まり、マスクをすることが息苦しく感じるようになった秋」との印象が強く残っているのですが、旭山動物園としては様々なことにも取り組め、充実した時間を送れたと感じています。
道内8つの動物園・水族館が協力する「北海道産いきもの保全プロジェクト」の始動。環境省と、シマフクロウに関する動物園での教育的な普及啓発活動の具体化へ。ゼロカーボンに向けて、園内や市内のせん定枝などをペレット燃料に加工し、それを利用した暖房機の設置も。新たな取組みに着手し、具体化を始めることができました。
また、サステナブルをテーマとした新たなイベント「旭山スイーZOO(ズー)フェア2023」を開催し、旭山動物園の動物たちを魅力的に表現したスイーツを販売しました。
しばらく開催できなかった、夏期開園最終日の「わくわくゲーム大会」も再開しました。自然観察会は園内で実施できたものの、本来の場所である旭山公園では開催できませんでした。なぜなら、旭山でエゾヒグマが頻繁に目撃されたからです。来園した皆さんは気付かなかったかもしれませんが、東門の駐車場などでヒグマがおいしい思いをして動物園に近づく動機づけがされる前に、予防的な目的で電気柵を設置していました。いよいよヒグマと人の関係は難しい局面になってきましたね。その象徴的な出来事として、ヒグマの子「すなすけ」の保護収容もありました。
来シーズンを見据えながら、充実した冬期開園にしていきたいと思います。
■旭山ピックアップ
▽クリスマスツリーを飾る会
日時:12/3(日)13:00~15:15
場所:いこいの広場休憩所、イベントホール1階、東門改札口
対象:3歳~小学6年生(保護者同伴)
申込:11/12(日)~12/1(金)に電話で同園
※詳細は同園HPに掲載。
定員:30人
■坂東園長と行く5泊6日 道東と世界自然遺産「知床」を巡るスタディツアー
生物多様性・環境保全の観点から、地元北海道における自然と野生動物について、次代を担う若者にその現状を知って体感してもらい、一緒に今後の未来について考えます。
日時:来年2/1(木)~6(火)5泊6日(予定)
対象:高校・専門学校・大学(短大含む)に通う生徒・学生
参加費:2万円
募集期間:11/20(月)~30(木)
※申込方法等は同園HPに掲載。
定員:20人
■冬期開園日・時間
・11/4(土)~10(金)は休園。
・11/11(土)~来年4/7(日) 10:30~15:30(入園は15:00まで。12/30(土)~1/1(月)は休園)
※最新情報は同園HPなどで確認を。
■旭山動物園をもっと楽しむ
園内イベント詳細は決まり次第、同園HPに掲載
詳細:旭山動物園(東旭川町倉沼)
【電話】36-1104)
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