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自治体の皆さまへ

動物園からの手紙【412通目】

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北海道旭川市

■オリンピックとアムールヒョウ
暑く短い夏が終わりました。この手紙を書いているのは9月上旬です。旭川も日中はまだ暑いですが、朝晩は涼しく窓を開けて寝ると寒くて目が覚める、そんな北海道らしい季節になりました。熱いと言えば「パリオリンピック・パラリンピック」がありましたね。日本人選手の活躍にたくさんの感動をもらいました。中でも旭川出身、女子やり投の北口榛花(きたぐちはるか)選手です。あのプレッシャーの中の大投てき。金メダルが決まったあと、豪快に鐘を鳴らしぴょんぴょん跳びはねる姿がとても印象に残っています。この手紙が届く頃には旭川での凱旋(がいせん)パレードが行われ、買物公園に「榛花スマイル」が降り注がれていることでしょう。
さて、旭山動物園でもうれしいニュースです。8/24にアムールヒョウが生まれました。父親は昨年の秋にデンマークからやってきたデン(2才)、母親は旭山動物園生まれのみらい(7才)です。4月からの同居も順調に進み、早速交尾も確認され「おっ!これは、いったか?でもまだ来たばっかりだしな…」なんて期待半分で見守っていましたが、見事成功です。みらいは初産なので上手く子育てしてくれるか不安もありましたが、そんな心配もよそに、立派な母親っぷりを発揮しています。
私が飼育員になった31年前、当時国内でアムールヒョウを飼育していたのは旭山動物園だけでした。先代のビックとエイラの間に生まれた子が神戸に行きペアとなり繁殖、その子が広島に行き繁殖、広島で生まれた双子の兄弟アテネとキンが旭山に帰ってきました(アテネは2020年に、キンは2023年に死亡)。みらいの父親はキンです。旭山の血統が国内を巡り受け継がれている、そう思うと感慨深いものがあります。ちなみに広島で生まれた双子の名前の由来はご想像通り、アテネオリンピックからとったと聞いています。子のお披露目は初雪の頃になるでしょうか。子ヒョウが皆さんをスマイルにしてくれることを願っています。お楽しみに。

■旭山ピックアップ Asahiyama Zoo pickup
▽第56回児童動物画コンクールの入選作品が決定 ご応募ありがとうございました
応募作品1,190点の中から、旭川市長賞をはじめ103点が入選しました。入選作品は11/3(日)まで、いこいの広場休憩所で展示しています。
※詳しくは本紙をご覧ください。

■動物園をもっと楽しむ 動物園では他にもイベントいろいろ!園内イベントの詳細は決まり次第、同園HPに掲載
▽休園期間と開園時間変更のお知らせ
夏期開園:
・10/15(火)まで 9:30~17:15
・10/16(水)~11/3(日) 9:30~16:30(期間中は無休。いずれも入園は16:00まで)
冬期開園:11/11(月)~来年4/7(月)まで 10:30~15:30(入園は15:00まで)
休園:11/4(月)~10(日)、12/30(月)~来年1/1(水)
最新情報は同園HPなどで確認を

詳細:旭山動物園(東旭川町倉沼)
【電話】36-1104

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