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自治体の皆さまへ

動物園からの手紙【414通目】

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北海道旭川市

■動物たちの成長と環境への取組み
気づけば夏期開園も終わり、冬期開園です。
夏期開園期間中はエゾタヌキとエゾモモンガの繁殖がありました。エゾタヌキのオス親が出産から子育てまで、授乳以外はむしろメス親よりも熱心かと思われるくらいに関わるのが新たな発見でした。エゾモモンガは夜行性ですが、昼夜逆転施設での繁殖だったため、我々も子の成長や親子の関わりなどを細かく観察することができました。令和4年に誕生し、無事に成長したライオンは3頭のうち2頭が釧路市動物園、札幌市円山動物園に旅立ちました。
そういえば、北海道内の動物園・水族館が連携して行う「北海道産いきもの保全プロジェクト」も、共同でのワークショップ開催やInstagram(インスタグラム)開設など具体的な形になり始めています。繁殖したエゾモモンガの移動も、将来の繁殖を視野に入れた連携活動の一環です。
さらにアムールヒョウの繁殖と続きます。アムールヒョウは、日本最北の動物園として誕生した旭山動物園の象徴的動物です。デンマークから来園したまだ若いオスのデンと、旭山動物園で生まれ育ったメスのみらいの繁殖成功です。みらいは初産でした。現在治療中ですが、たくましく成長していけるよう見守っています。さらにさらに、やはり旭山動物園を象徴するホッキョクグマのピリカも、出産の可能性に備えて準備を整えています。
そして、今年は新たに3台のペレットストーブを設置し、計6台が園内で稼働しています。ペレットストーブは、昨年から環境保全活動の一環として開発に取り組んでいる、地元廃材を利用した木質ペレットを使っています。寒い日が続きますが、来園される方々にも環境にも優しい火の温もりをぜひ感じて欲しいです。
人、生き物、環境がつながり、命のバトンをつなぎ続ける動物園でありたいと思います。

■旭山ピックアップ Asahiyama Zoo pickup
▽雪の中の撮影教室 参加者募集
カメラマンの今津秀邦さんを講師に迎え、冬の旭山動物園の魅力を写真を通してより広く伝える雪の中の撮影教室を行います。
日時:来年1月(予定)
※詳細は同園HPに掲載。

▽動物読書感想文コンクール 作品募集
動物に関する本を読んで感じたことを表現した、感想文を募集します。
※詳細は同園HPに掲載。
募集期間:来年1/27(月)まで
対象:小学生

▽旭山動物園ふれあいフォトコンテスト 作品募集
動物の生き生きとした表情や姿の写真を募集します。
※詳細は同園HPに掲載。

■動物園をもっと楽しむ
動物園では他にもイベントいろいろ!
園内イベントの詳細は決まり次第、同園HPに掲載

詳細:旭山動物園(東旭川町倉沼)
【電話】36-1104

■冬期開園日・時間
・4/7(月)まで 10:30~15:30
※入園は15:00まで。12/30(月)~1/1(水)は休園。最新情報は同園HPなどで確認を。

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