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あさひかわを、つくる人

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北海道旭川市

情熱的な「旭川愛」で、これからの旭川をつくり上げていく人を紹介します

■ASAHIKAWA DESIGN WEEK 2024クリエイティブディレクター 山田明宏(やまだあきひろ)さん(Akihiro Yamada)
昭和49年旭川市生まれ。平成12年、資生堂入社。平成22年より上海へ駐在し、中国でのクリエイティブ責任者を務める。令和2年に帰国し、現在は分社化により設立された資生堂クリエイティブにて、資生堂の様々なブランドのクリエイティブディレクターとして活躍。本年度、ADWクリエイティブディレクターに就任

デザインって、気付けばそこにあるものなんです。

▽たどり着いたテーマは「見えないものを形にする」
6月15日(土)から始まるあさひかわデザインウィーク2024(以下ADW)。今年のクリエイティブディレクター山田明宏さんは、資生堂のデザイン部門で活躍中。資生堂の広告や店舗、商品などにそのセンスが生きていますが、経歴はちょっとユニークです。なんと「大学は建築学科で墓地の研究をしていました」といいます。
「研究の中で、お墓は今生きている人の心のためにもあるというのが分かったんです。命や心のような『見えないものを形にする』ことが、僕の中で一貫したテーマになりました」。

▽故郷旭川のADWに触発「旭川への恩返しはここでする!」
デザインと聞くと、ポスターやロゴなどパッと目を引くものや、かしこまったオシャレを連想する人が多いのでは。ですが山田さんは「デザインって気付けばそこにあるもので、全然難しいものじゃないんです」と語ります。山田さんのいうデザインとは、服や商品だけでなく、街や生活の中に存在するもの。ならば旭川の街をキャンバスにデザインを楽しむADWは、山田さんの思いと相通じるイベントなのかもしれません。
実際、旭川へ帰省中に偶然ADWを見た山田さんは、驚きの行動力を発揮します。「地元でこんなイベントがあるなら参加したいと、すぐに主催元に連絡しました(笑)。ディレクターになった今回は『あさいち』に注目してほしいです」。

▽朝ごはんで特別な時間を。「あさいち」に行こう!
北彩都ガーデンで開催するADW初の試み「あさいち2024」は、今年のメインイベントの一つ。山田さんが提唱する「気付けばそこにあるデザイン」を朝食で体感できる食のイベントです。もちろん山田さんが創るからには、オシャレなだけではない様子。
「素敵な1日の始まりに、おいしい朝ごはんは重要ですよね。ホテルのビュッフェみたいに高揚する朝食は、実は日常でも味わうことができます。自分の好きなテーブルや食器があって、地元の食材が並ぶ。そこに生活のデザインが潜んでいるんです。旭川のおいしい空気の中、地場産の素材を生かした朝食を味わう体験を通してシビック・プライド(市民の誇り、自信)を高めていただきたいです」。
山田さんの熱い旭川愛と信念が新風を巻き起こす、今年のADW。皆さんも生活の中のデザインを再発見しに、初夏の旭川の街に出かけませんか?

▽ADWののイメージカラーは「旭川の川と空に、命に通じる赤を入れました」という山田さんの言葉通り、爽やかで力強い青に刷新

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