■ファブリカ(就労継続支援B型事業所)
平成21年開所。利用者の適性や目標に応じて、就労の支援をしています。併設のベーカリーが人気です
東3の1【電話】74-3270
▽職員の方にお話を聞きました
管理者 佐野雄亮(さのゆうすけ)さん
◎望む生活に合った就労の第一歩
就労継続支援B型事業所の利用者さんは、元々障がいがある方だけではありません。不測の事態で心身にダメージを受けたり、心の病気などですぐには仕事復帰できない状況は、どんな人でもなる可能性がありますよね。障がいがあって一般企業で働くことが難しい状況でも就労の一歩を踏み出したい、そんな時に幅広く就労の入口になるのが、就労継続支援B型事業所なんです。仕事の支援だけでなく、朝起きて、通えて、1日を過ごせる場所であるという役割も重要と考えています。
当所ではパン作りや給食作り、縫製(ほうせい)、木工、市指定ごみ袋の封入のほか様々な作業を用意しています。自分の居場所がほしい、収入を求めて一般就労を目指したいなど様々なニーズがあり、支援は毎日が試行錯誤の連続です。自分に合った仕事内容や働き方を見つけることで、高い集中力を発揮する方も多く、木工やデザインではプロ並みの方もいらっしゃいます。仕事への意識や気配りには、教わることが多いですね。
仲間として一緒に喜んだり考えながら「人に認められた」「何かの役に立った」と利用者さんに感じてもらえることが、私たちのやりがいです。
▽働いている私の声
ファブリカで働いている小林さん
◎実際に利用している方にお話を聞きました 人との交流や仕事を通して、自分の可能性が広がるのを感じています
ファブリカでは主にパン作りと縫製など、今までに経験のない仕事をしています。パンは思い通りの形に成形するのが難しくて、なかなか納得するものができないのですが、職員さんは「小林さんは細かい仕事が上手で正確なので、ついお任せすることが多いです」と言ってくれています。
事業所に通い始めた頃は、通所するのが嫌なときもありました。でも通っていると、仕事はもちろん、誰かとしゃべるということだけでも大切で、やっぱり人は人と関わっていないとだめだと感じますね。ここは職員や利用者の皆さんと言いたいことを言い合って、交流しながら仕事のやりがいを感じられる、自分の可能性が広がる場所だと思います。
最初から無理すると続かないので、少しずつやってみるのがいいんじゃないでしょうか。
■企業の皆さまへ 一緒に働きましょう
▽障がいのある方の活躍を応援しませんか?
市内の就労支援事業所では、事業所で用意した作業だけでなく、箱折り、袋詰めなどの軽作業や、農作業や野菜加工(皮むき、カットなど)、清掃業務ほか、多数の業務を企業等から受託して、様々な製品の製造やサービスを提供しているところが数多く存在します。
▽業務提携先として、事業所との連携を検討されてみてはいかがでしょうか
対応が可能な事業所と業務を市HPで紹介しています。また、掲載されていない業務でも、対応可能な場合があります。まずは、障害福祉課までお気軽にご相談ください。
障がいのある方の雇用促進と地域経済の活性化に、ぜひご協力ください。
詳細:障害福祉課
【電話】25-6476
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