■キャリアエスコート(就労移行支援事業所、就労定着支援事業所)
平成26年開所。一般企業への就職を目指す方を対象とした就労移行支援と、一般就労に移行後の職場定着を目的とした就労定着支援を行っています
旭町2の7【電話】74-480
■職員の方にお話を聞きました
管理者 深澤湧希(ふかざわゆうき)さん
▽適性に合った仕事を長く続けられるように
当事業所は、就職後にも必要なビジネスマナーやコミュニケーショントレーニングなど、様々なプログラムを中心に取り組むことに特化しているのが特徴です。プログラムはパソコン操作や求人票の見方、作業トレーニング、グループワークなど多岐にわたります。また、仕事を続けるには健康管理や余暇の充実なども大事な要素です。座学だけでなく働くための体力を養うプログラムも組み込んでいます。
毎年15名前後の就職者を送り出していますが、今後はさらに就職後の定着率をより高くしていくことを目指しており、そのために令和4年から就労定着支援事業を開始し、職場訪問や相談対応等の支援を行っています。平成26年の開所以来160名以上就職していただいています。企業様と就職者のミスマッチを減らすために、皆さんの特性や適性を深く知った上で企業様に理解をいただき、さらにはご家族の方とも連携することで、安心して長く働くための支援を行っています。
体制はまだ整えられていませんが、今後は視覚・聴覚障がいの方の就職支援をしていくため、旭川市の手話講座を活用して学びを深めているところです。
▽利用している私の声
キャリアエスコートを利用している合田光輝(ごうだみつき)さん
▽実際に利用している方にお話を聞きました プログラムに参加するなかで、接客の道に興味がわきました
就職活動に生かせるいろいろなプログラムがあって、例えばグループワークでは高校とは違って目上の方と話すことが多いんです。通って半年ですが、おかげで他の人との適切な距離感が身についたのかな、と感じています。
僕は今まで、困った時に「これは相談していいものか」と考えて悩んでしまい、結局上手くいかないことがありました。でも支援員さんは「家庭の悩みも相談してくれていいんだよ」と言ってくれて、ささいな悩みも相談できるので、心の負担が少しずつ減っていきました。同時に自分から伝えることの大切さも知ることができたので、コミュニケーション力が伸びたと感じています。職場見学で接客業を体験して、自分に向いているかを確かめてみたいです。
■相談窓口は? 利用してみようかな
▽就労支援事業所などの障害福祉サービスを利用したいとき
障害福祉課で事業所の利用に係る支給決定を受けた上で、利用を希望する事業所に直接申込みをします。
どのような事業所を利用したらよいか決めかねるときは、お住まいの地域ごとに市内に計4か所ある障がい者の総合的な相談支援窓口で相談することもできます。
・障害福祉サービスの事業所一覧
・障がい者の総合的な相談支援窓口の連絡先一覧
※各2次元コードは本紙をご覧ください。
▽一般企業などへの就労に関して相談したり、支援を受けたいとき
例えば次のような機関があります
・上川中南部障害者就業・生活支援センターきたのまち
宮前1の3おぴった内 【電話】38-1001
就職や職場への定着など就業面での支援と併せて就業に伴う生活面での支援を必要とする障がい者の方に、各関係機関と連携を取りながら、職業生活を送る上で必要な支援を行います。
・ハローワーク旭川旭川公共職業安定所
春光町【電話】51-0176
就職を希望する障がい者の方に、職業相談を行った上で希望に沿った職業紹介を行います。
詳細:障害福祉課
【電話】25-9854
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