市では、消費者の様々なニーズに対応できるよう、有機農業などのクリーン農業への取組みを推進しています。昨年7月には、大阪府泉大津市とオーガニックビレッジ宣言を行うなど、他都市とも連携しています。今回は、市内でクリーン農業に取り組んでいる生産者の思いと共に、市のクリーン農業について紹介します。
■市内で取り組まれている主なクリーン農業
▽有機農業
化学肥料、化学合成農薬、遺伝子組換え技術を使用せず、環境への負荷をできる限り低減した栽培方法。有機農産物として販売するためには、有機JAS認証の取得が必要。市ではお米、大豆、トマト、カボチャなどが生産されています。
▽特別栽培
化学肥料の窒素成分量、化学合成農薬の使用回数を、地方公共団体が定める通常の5割以下で生産する栽培方法。市では主にお米が生産されています。
▽YES!clean
北海道独自のクリーン農業認証制度で、化学肥料、化学合成農薬を平均で3割程度削減した栽培方法。市では、認証を取得した15品目を生産しており、全道一の数(令和6年実績)です。
▽市でYES!cleanの認証を受けている野菜カレンダー
※天候の状況などにより、出荷期間が前後する場合があります。
※色がついているところが出荷時期、高さは出荷量。
★は北海道で旭川市だけがYES!cleanに認定されているもの。
■オーガニックビレッジ宣言
有機農産物の生産から消費まで一貫した地域ぐるみの取組みを進めるオーガニックビレッジ宣言を昨年7/11に大阪府泉大津市と共同で実施しました。生産地と消費地の遠隔地連携による宣言は全国初。
■有機農業の面積拡大・取組者増に向けて、次の取組みを実施
▽泉大津市学校給食での取組み
旭川産有機JAS米を全小中学校の給食に提供(令和6年は7~9月に約20t)。7/11のオーガニックビレッジ宣言時に、両市長、JA、生産者で学校給食を視察し、子供たちと交流。9/26に「旭川DAY(デイ)」として、旭川産有機農産物(米、かぼちゃ)を使用した北海道の郷土料理を提供(ごはん、どさんこ汁、ザンギ、かぼちゃのオーブン焼き)。
▽泉大津市の親子による旭川市での農業体験
泉大津市の親子5組が旭川市を訪問し、有機農業の農場見学や、農業体験等を実施。学んだ内容をレポートにまとめ、泉大津市で発表しました。
訪問先:Lienfarm(リアンファーム)、石坂ファーム、谷口農場、うけがわファーム、田んぼアート、旭山動物園
■この他にも
有機農産物も活用したあさひやま夜の動物園レストランの開催、泉大津市プレ万博イベント「IZUMIOTSU WELL-BEING EXPO(イズミオオツウェルビーイングエキスポ」に出展したほか、生産地と消費地での意見交換を実施しました
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