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自治体の皆さまへ

自然と共に、未来を育む 旭川市のクリーン農業(3)

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北海道旭川市

■クリーン農業に取り組んでいる、生産者の皆さんにお話を聞きました
▽Lienfarm(リアンファーム) 未来を紡ぐ本格のハーブと代表のこだわり
代表取締役 石田佳奈子(いしだかなこ)さん

西神楽で60種類以上のハーブを生産し、ハーブティーや精油の製造、販売を行い、今年には化粧品の販売も始めるというリアンファーム。石田さんは、ここで有機農業に取り組んでいます。
「幼い頃から環境や健康に関心がありました。大学で植物療法を知り、留学先のフランスで農的くらしを経験する中で、有機でハーブを育てることに興味を惹かれていきました。」とフランスで12年間、ハーブづくりを修行した石田さん。
有機農業でハーブを生産する意義を「ハーブは体調管理のために使う方も多く、そこに農薬が入ると意味がないんです。他の場所から影響を受けないことも大事で、この地を選びました。」と教えてくれました。
そうして生産されたハーブをフランスと比較すると、旭川のものの方が全体的に甘みや香りが強いとのこと。また、ハーブティーは複数のハーブをブレンドして飲む方が多く、リアンファームでは、石田さんの長年の知識、経験に裏打ちされた、絶妙なバランスで組み合わせたものを購入できます。
利益を優先した大量生産ではなく、手作業で除草を行うなど有機農業でのハーブ生産を追い求める思いを聞くと「次世代により良い世の中を残していきたいと思っています。そのために、お子さんにもおいしいということがきっかけとなって、自分たちが食べている物がどこから来ているのか興味を持ってもらえればと思います。」と笑顔で語ってくれました。
住所:西神楽南16号356

▽うけがわファームDEN-EN(デンエン) 自分のため、家族のため。そういう方に!
代表取締役 請川幹恭(うけがわみきやす)さん

うけがわファームDEN-ENは旭川で100年続く米農家で、レストランやベーカリーも併設。5代目の請川さんは「若い頃は、いろいろな仕事を経験しました。でも改めて考えると、農家は人間が絶対に必要な『食べ物』を作っているのだから、いろいろな可能性があるはずだと思ったんです。」と言います。
クリーン農業のうち特別栽培での米作りは既に行っていて、昨年から有機での生産を始めたとのこと。その理由は「興味はありましたが需要がないものは作れなかったんです。でも、オーガニックを求める傾向が強い高所得者のインバウンドが増えてきたことが大きいです。動いたら失敗しても納得できますし。」
やってみての感想は「面白いですよ!苗を大きく育てる方法など分からないことも多いし、手間もかかるけど、その分まだまだ自分たちでやれることはありますし!」とやる気十分です。
クリーン農業の生産物の魅力を聞くと「より一層体にいいんです。どれだけ自分や家族のためを思うかですね。そういう食べ物を求めている方にはぜひ手に取ってもらいたいですね。私たちも強い思いをもって作っています!」と語ってくれました。
住所:東旭川町上兵村384
【電話】36-2239

・農珈屋本店(併設)
【電話】080-9619-6942
日時:夏季 11:00~18:00、冬季 平日11:00~16:00、土日祝11:00~18:00
※カレーがなくなり次第終了、年末年始は休み。
・米麦屋(こむぎや)(併設)
【電話】080-9619-8446
日時:夏季 11:00~17:00、冬季 平日11:00~16:00、土日祝11:00~17:00
※パンがなくなり次第終了、毎週木曜日・年末年始は休み。

農産物を購入する際には、産地や生産方法などにも注目してみてください。ぜひ、環境に配慮した農業や地元の農業者を応援してくださるとうれしいです。

詳細:農業振興課
【電話】25-7438

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