[6]経済・まちづくり
企業誘致に関しては、令和5年度は6社が進出し過去30年で最多となりました。また、動物園通り産業団地への立地が続いており、令和5年は食品卸売の営業所が立地し、昨年12月には食品製造工場が竣工したことに加え、酒樽製造工場の進出が決定しました。今後とも旭川の魅力を積極的にPRし、さらなる企業誘致を進めていきます。
北海道と札幌市は昨年、「GX金融・資産運用特区」の指定を受け、北海道の再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限に活用してGX産業の集積を図るとしています。
本市においても、陸上風力や太陽光といった再生可能エネルギーのポテンシャルが市内全世帯で使用する年間電力の約4倍に相当するとされており、この機会を逃さず、半導体やデータセンター関連などのDX・GX産業をはじめ、多様な産業の企業誘致の可能性に関して調査していきます。
全国の企業が災害等で生産活動が停止した場合に、事業継続計画に基づいて本市の企業が代替生産などで支援するBCP連携に関して、PR活動や意向調査を実施していきます。
彬子(あきこ)女王殿下が名誉総裁を務められる日本最大級のお菓子の祭典「あさひかわ菓子博2025」が今年5月30日から6月15日に開催されます。道北アークス大雪アリーナをメイン会場に三重県の赤福や静岡県のうなぎパイ、山梨県の信玄餅など全国の銘菓1千品の販売や工芸菓子90作品の展示とともに、大手菓子メーカー7社の体験パビリオンが設置されます。国内外からの来場者数20万人を見込んでおり、大きな経済効果が期待されます。本市としても実行委員会の一員として運営を支援していきます。中心市街地活性化に向けては、「まちにち計画」の効果検証を踏まえ、社会実験の期間延長や、買物公園の空間利用手続の恒常的なワンストップ化に向けた環境づくりなど買物公園エリアプラットフォームにおいて取組みをさらに前進させていきます。また、中心市街地における老朽建築物の建替えの支援などを通じて、地域活力の向上を図ります。
さらに、令和5年8月に策定した旭川駅周辺かわまちづくり計画に基づき、国が令和10年度までに総額約6億7千万円の事業費で親水広場等の整備を予定しています。本市においては、令和7年度は牛朱別川左岸の河川管理用通路に旭山動物園等への誘導案内を路面標示し、市民や観光客の利便性向上を図ります。
ドッグランに関しては、今年度の試行実施におけるアンケート調査で、利用者の95%以上の方に満足いただくなど大変好評をいただいています。本格実施に向け、夏期・冬期の試験運用を令和7年度も継続し、併せて設置面積や設備、利用料金の検討を行います。
地域公共交通に関しては、市内バス路線の維持のため、燃料費等の高騰に対する支援に加え、不足するバス運転手の確保対策として、地域おこし協力隊員を募集し、協力隊員がバスの運転業務に従事しながら運転手確保に向けた情報発信や地域の魅力のPRなどを行います。
また、路線バス乗務員確保対策助成金の対象年齢を40歳以下から65歳以下に拡充します。
さらに、バス無料DAY(デイ)を2日間実施するとともに、タクシーおでかけチケットを配布するなど、公共交通の利用促進を通じた事業者支援とともに、地域活性化や市民の健康づくりにもつなげていきます。
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