〜子どもからお年寄りまで笑顔と笑い声があふれ、一人ひとりが輝く村〜
◆今年も道内首長とともに農水省・衆参へ中央要請!
今年も去る11月14日(火)に上京し、「北海道酪農振興町村長会議」と「北海道公社営畜産事業推進協議会」との合同中央要請活動に参加してきました。
今回も道内各町村より過去最多となる40名の首長が参集。午前中は農水省の第二特別会議室で全首長の参加のもと、渡邊畜産局長をはじめ12名の農水省幹部との話し合いを行いました。午後からは、5班に分かれ道内選出議員31名を訪問し要請文を手渡し、要請の趣旨と厳しい現状について説明を行い、速やかな対応と支援を訴えました。冒頭、硲興部町長から6点にわたっての要請がなされました。
〔1〕酪農における経営安定対策の推進(1)酪農の経営危機や経営意欲の減退を防ぐため、生乳生産抑制がなく酪農家が生乳を安定的に搾れるよう生乳需要の維持拡大対策を強化すること。(2)貿易自由化によりナチュラルチーズの輸入価格が低下する中、国産チーズの需要拡大に向け支援を継続すること。(3)加工原料乳生産者補給金・集送乳調整金については、現下の窮状にあっても畜安法が目的に掲げる畜産経営の安定が確実なものとなるよう、単価の引き上げと算定方式の見直しを行うこと。また、安定的に乳製品が供給されるよう適切に総交付対象数量を設定した上で、十分な予算を確保すること。〔2〕畜産酪農生産基盤の維持と強化対策(1)畜産クラスター事業については生産基盤強化に向け計画的な投資が可能となるようコロナ禍の終息後も見据え、中長期的な事業の継続と北海道の地域特性を考慮し、十分な予算を確保すること。(2)酪農経営支援総合対策事業や畜産経営体生産性向上対策事業など家族酪農経営の安定化における乳用後継牛の確保や労働力負担軽減・省力化等に繋がる事業について生産現場の実態を踏まえ十分な予算を確保すること。他1項目。〔3〕担い手への支援強化等の推進(1)酪農における働き方改革の推進のため、技能・経験を有する酪農ヘルパー要員の安定的な確保と雇用環境の充実に対し、十分な予算を確保すること。〔4〕自給飼料対策による酪農畜産振興(1)良質な自給飼料の生産利用の拡大を図り、且つ輸入飼料への依存を軽減し、草地畜産基盤整備事業に必要な予算を確保すること。(2)輸入飼料原料価格が高騰する中、国産飼料を安定的に確保することが必要であり、配合飼料価格安定制度や自給飼料対策関連事業について十分な予算を確保すること。他1項目。〔5〕国際貿易交渉への対応、〔6〕鳥獣被害対策の強化についても要請を行い、総じて現在の農畜産経営の危機的状況を打開すべく、強く国に対して訴えました。本村においても生産者の声をしっかり受け止め取り組みます。
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