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自治体の皆さまへ

保健だよりvol.124 9月は世界アルツハイマー月間です

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北海道更別村

保健師:藤田光

◆認知症を理解し笑顔で接しましょう
〜アルツハイマー月間とは〜
1994年「国際アルツハイマー病協会」は世界保健機構(WHO)と共同で毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心に認知症の啓蒙を実施しています。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定め、さまざまな取組を行っています。

〜認知症について〜
脳の病気や障害などさまざまな原因で脳の細胞がダメージを受け働きが悪くなることにより、日常生活全般に支障が出て6か月が経過した状態をいいます。
国が2012年に行った調査では、高齢者の4人に1人は認知症との結果が出ています。
また、「若年性認知症」と言われる65歳以下での発症や遺伝性のケースもあります。認知症は高齢者の方だけの病気ではなく、とても身近な病気です。

〜認知症の方の気持ち〜
右の言葉は、認知症の女性の日記(認知症サポーター養成講座標準教材より)です。これを見ると認知症の方は何もわからないわけではなく、自分がどうなっているのか、どうなっていくのかわからない苛立ちや不安があることがわかります。(日記中の「あね」とは娘のこと。)
皆さんは、この日記を読み、どのように感じたでしょうか?

★認知症の方との接し方★
(1)気持ちに寄り添い自尊心を傷つけない
一見理解できない行動にも本人なりの理由があります。頭ごなしに否定したり、子ども扱いすると自尊心を傷つけ、「嫌な思いをした」という感情を残すことになります。

(2)本人のペースにあわせる
本人の様子をよく見て、焦らせたり、急がせないようにしましょう。一度に多くのことを伝えると混乱させてしまうことがあります。ゆっくりと簡潔にわかりやすく伝えましょう。

(3)笑顔でにこやかに接する
理解は難しくても表情や感情は伝わります。
多少困った行動をとってもなるべく笑顔で接するよう心がけましょう。

◆気になったらまずは相談を!
一人で抱えこまず、ご自身のこと、ご家族のこと、お気軽にご相談ください。

○更別村地域包括支援センター
保健・医療介護に係る総合相談窓口です。保健師・社会福祉士など専門職が相談に応じます。相談は無料です。
保健福祉課内 【電話】53-3000

○もの忘れ相談外来
認知症に係る医師の診察だけではなく、ご家族の相談にも応じています。(完全予約制)
更別村国民健康保険診療所【電話】52-2301

○認知症カフェ(1回100円)
お茶を飲みながら認知症や介護について気軽に話し合える場です。

*さらべつ介護カフェ
毎月第3月曜日(※祝日の場合は変更)
10時00分~12時00分
街なか交流館ma・na・ca

*かみさらべつ介護カフェ
年4回程度(※その都度お知らせ)
10時00分~12時00分
地域コミュニティホールオアシス

問い合せ:社会福祉協議会
【電話】53-3500

—–
問い合せ:地域包括支援センター(保健福祉課保健推進係)
【電話】53-3000

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