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自治体の皆さまへ

村長室だより No.89 多くの意見・要望を村政に!

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北海道更別村

〜子どもからお年寄りまで笑顔と笑い声があふれ、一人ひとりが輝く村〜

◆島根県雲南市 石飛厚志市長と面談
3月23日(土)、島根県雲南市(人口約3万8千人)を訪れました。雲南市は株式会社CNC(旧コミュニティナースカンパ二ー)の発祥の地です。当日は、関係する自治体や研究者、企業などの皆さんが一堂に会し意見交換や交流が行われ、その中で、雲南市の石飛市長と懇談、2年前から始まった本村でのCNCの活動や、連携し取り組んでいるデジタル田園都市国家構想交付金を活用した医療や福祉分野の取組の進捗状況についてお互いに報告し合い、意見交換を精力的に行いました。
コミュニティナースの活動による街づくりに先駆的に取り組んできた雲南市では、「おせっかいの輪を広げる」のコンセプトのもと、地域の健康づくりや住民の困りごとの解決に取り組む「地域おせっかい会議」を、日本郵便、雲南市、CNCで共同開催。おせっかいをしたい人たちが集まり、アイデアを出し合うことで、地域内のおせっかいの輪を広げようとしています。
現に関係施設の視察を行うなか立ち寄った旧個人医院の古民家が拠点となっているCNC本社の会議室では、地域の関係者が集り実際に「地域おせっかい会議」が開催され、地域の課題解決に向けた熱心な議論が交わされていました。大きな囲炉裏や日当たりのよい縁側が出迎えてくれる旧家のたたずみは、来る人の心を和ませ、人々のつながりやコミュニケーションが助長されるに違いありません。現在、社会的ニーズが高まり、全国で活動が広がり活発化する中、自治体も民間企業も地域もコミュニティナースの重要性や可能性に注目しています。
当日お話しをさせていただいた石飛市長、雲南市政策企画部政策推進課の鳥谷課長、出雲大東郵便局の今岡局長、島根大学医学部付属病院臨床研修センター鬼形センター長、芝浦大学建築学部山代教授、幸福な自治研究所の佐藤代表、アステラス製薬の大室グループリーダー、地元高校生など、90人を越える参加者・関係者との皆さんとの意見交換や交流の中で、「地域コミュニティーの再構築、ウェルビーイング(幸福度)やケアの指標の設定」を通して、コミュニティナースの社会実装を図っていくことを確認できました。
CNC発祥の地である雲南市をはじめ奈良県奥大和地区、愛知県豊田市などの導入自治体や全国の多くの企業、研究機関などの方々との連携を深め、コミュニティナーシングの理念(地域の人が元気なうちから、その人の暮らしの身近な存在として、毎日の楽しいことや元気になれることを一緒に作り、心と身体の健康と安心を実現する。そのために、自分から相手のニーズを創造し、相手が喜ぶアクションを起こす。)のもと、社会実装の一翼を担っていければと考えています。

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