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自治体の皆さまへ

年頭のご挨拶

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北海道更別村

◆更別村長 西山猛
新年あけましておめでとうございます。村民の皆様には、令和7年の輝かしい新春の幕開けをご家族皆様とともにお迎えのことと、心よりお慶びを申し上げます。また、旧年中は村政の運営・執行にあたり、多大なご理解とご支援をいただきましたことに、心より感謝とお礼を申し上げます。
本年は、早くも村長三期目の折り返しの年となります。今まで以上にしっかりと村民の皆様の声に耳を傾け、公約の実現に向かって邁進する決意であります。
現在、引き続く人口減少・少子高齢化が進む中、AIやITに代表されるデジタル社会への急速な変化、更には複雑で混沌とした国際情勢や見通しの定まらない経済状況など国民生活を取り巻く環境は、なお厳しいものがあります。
こういった中においても、直面する村内外の山積する課題にしっかりと正対し、その解決を目ざし、停滞すること無く前進しなければなりません。
さて、昨年を振り返りますと、本村基幹産業の農業でありますが、天候によりご苦労をされたと伺っておりますが、総じて大きな災害も無く、例年を上回る出来秋を迎え、粗生産額も過去最高に迫る勢いであるとの報告を受けております。改めて生産者の皆様の高い営農技術とご努力に敬意を表するものであります。
しかしながら、長期にわたる円高・物価高による肥料・飼料・燃油や農業資材の高騰により、とりわけ、酪農・畜産については依然として厳しい状況が続いており、安定経営基盤そのものを揺るがす憂慮すべき事態となっております。今後も関係機関の皆さんと共に強力に働きかけてまいります。
商工業においては、長年営んできた歴史ある店舗や生産拠点が相次いで事業を終了されたことは、誠に残念でなりません。担い手や後継者の育成など、商工会の皆さんとの連携を密にし、継続的に適切で効果的な経済対策の実施に取り組んでまいります。
子どもたちの活躍としては、更別農業高等学校の活躍、野球少年団や空手での全道、全国大会出場という活躍もありました。
また、令和5年度の「ふるさと納税」寄付額が4億2千万円で過去最高額となり、本年度も順調に推移しております。引き続き自主財源の確保と、それらに基づく本村の施策の実現や諸課題解決に向け、地道に取り組んで参ります。
令和7年度は、スーパービレッジ構想関連事業のほか、行政DX、ゼロカーボン、新更別地区国営かんがい排水事業や国道橋の架け替え工事・サラベツ川改修、花園プラムタウン第一期分譲開始、給食センター移転改築、福祉ホーム建設があり、新たに奨学金返還支援制度も開始の予定です。
今年は巳年です。人体の細胞が常に新陳代謝を繰り返すように、自治体もまた時代の変化に即応して進化し続けなければなりません。20年後、30年後も豊かで持続可能な村の実現に向け、本年も「未来へつなぐ村づくり」に挑戦してまいる決意であります。
結びになりますが、村民の皆様の益々のご健勝とご多幸を心からご祈念し、新年のご挨拶といたします。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。

◆更別村議会議長 織田忠司
新年明けましておめでとうございます。
村民の皆様には、輝かしい新春を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
さて昨年の我が国を振り返りますと、新春を迎えたその日に、石川県能登半島をはじめとする北陸地方に最大震度7の地震が発生、多くの尊い命が失われる大変厳しい新年の幕開けとなりました。9月には豪雨災害も発生しており、被災された方々に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を願ってやみません。
10月には衆議院議員総選挙が行われ、15年ぶりに与党が過半数割れとなり、政権運営は不透明な局面を迎えました。コロナ禍の苦難を経て、デフレ脱却から成長への転換が期待されますが、物価の高騰により国民の負担感は増しています。山積する課題に与野党が丁寧に協議し、国民のための政治となるよう期待するところです。
海外では、ロシアによるウクライナ侵攻は解決の糸口が見えず、イスラエルとハマスの対立は戦火が周辺国に拡大しています。ガザ地区では既に4万人が犠牲となっており、停戦に向けた現実的な解決策が望まれます。こうした中、昨年11月の米大統領選において、第二次トランプ政権が誕生することとなりました。既に世界経済への影響が懸念されており、国内外の動向が注目されるところです。
世界情勢が不安定な状況であっても、パリオリンピックにおける日本選手の躍動や、メジャーリーグ・大谷翔平選手の歴史的な活躍ぶりなど、明るい話題も多く聞かれました。今年も日本を元気づけてくれる出来事が一つでも多くあればと願っています。
一方、更別村におきましては、基幹産業である農業は、一昨年に続く猛暑と少雨による品質の低下が心配されましたが、農業者の皆様の日ごろのご努力と関係機関のご指導により、史上最高に迫る農業粗生産額が確保されたものと伺っており安堵しております。
新たな分譲地「花園プラムタウン」は令和7年度からの販売に向けて、工事が順調に進んでいます。3年目を迎えた更別スーパービレッジ構想は行政サービスの向上に向けた基盤整備は進んでおり、住民の利用拡大と定着が期待されるところです。また暑熱対策として小中学校の普通教室等に空調設備が設置され、昨夏から利用されています。今後も村の宝である子供たちが、文化やスポーツなど、各方面で活躍されることを大いに期待するところであります。
議会においては、村民の皆様と議会、議員がより身近な存在となるよう、議会中継や住民懇談会などを通じて、様々な意見に耳を傾けるよう努めて参りました。
本年は、任期4年の折り返しの年を迎えます。今後も議員が一丸となり、皆様の民意を村政に反映させ、「いつまでも住み続けたいまち」づくりに向けて誠心誠意努力してまいりますので、変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。新しい年が村民の皆様にとりまして、ご健勝で幸多い年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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