月形町JR札沼線鉄道跡地活用の基本方針について

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月形町JR札沼線鉄道跡地活用の基本方針について、町民の皆さんにお伝えします。
この基本方針は、JR北海道から譲渡を受ける歴史ある鉄道跡地を町の財産として、また、新たなまちづくりの貴重な資源として有効活用するため策定しました。

■跡地活用の方向性
本町に広がる広大な農地、旧石狩月形駅周辺の住宅地と、町全体の自然環境に配慮するとともに、鉄路の記憶を感じることができる跡地利用を計画的に推進する。
新しいまちづくりや地域住民の生活に与える影響など十分考慮し、必要に応じて、利用条件の付与について検討する。

■跡地の具体的な活用方法
(1)交通インフラの整備
交通インフラ整備については、町道の新設や道路拡幅などを実施し、住民生活の利便性の向上を図る
(2)鉄道レガシーの継承
鉄路の記憶と風景などを継承するため、鉄道施設や鉄道備品の一部を保存する。また、旧石狩月形駅エリアを町民の憩いの場としての景観整備を行う
(3)土地の適正管理
鉄道用地については、将来にわたり町有地として適正管理に努める
(4)住民への譲渡
鉄道用地は、土地の取得を希望する町民に原則として有償譲渡する
鉄道用地に面している農地が多いため、農業者などへの譲渡を最優先とし、農作業効率の向上、田園風景及び農村地域の景観維持に配慮する。その他、住環境の整備や景観保全が図られ、有効活用が見込める場合においても譲渡の対象とする
(5)その他の活用
その他の活用方法は、地域の意見を踏まえ進めていくものとする

■JR北海道との交渉経過
令和3年4月～　鉄道施設撤去工事の協議開始
令和3年4月　月形町JR札沼線鉄道跡地活用の基本方針素案策定
令和3年5月　基本方針素案の住民説明、意見募集
令和5年3月8日　鉄道施設撤去工事に関する協定書締結(橋りょう、建物、停車場)
令和5年4月3日　月形町JR札沼線鉄道跡地活用の基本方針策定
令和5年6月1日　譲渡契約書締結(土地、工作物、貸付物件)

■鉄道用地の譲渡について(農業者へ先行実施)
鉄道用地について、「農作業を効率化するため作業道にする」、「農地が分断されているので、農地にする」など農業振興に資する活用が見込める場合、農業者へ優先的に譲渡を進めます。
譲渡対象者：
・町内に住民登録している方
・鉄道用地に面した土地を所有している、または耕作している方
・譲渡後、適切な管理ができる方
譲渡価格：固定資産評価額により算出(雑種地または山林単価)
譲渡条件：現状有姿での譲渡、またはレール、枕木、電気設備を撤去後に譲渡
受付期限：令和7年3月31日(月)まで

問合せ先：企画振興課地域振興係
【IP電話】53・2325

一般譲渡希望の方は随時相談を受け付けています。譲渡条件などの詳細については今後改めて周知いたします。

■旧札比内駅舎の有効活用について
JR札沼線旧札比内駅舎を活用し、札比内地域の活性化、月形町内の鉄道レガシーや地域コミュニティの醸成を図ることを目的に、有効活用していただく方を公募します。

▽譲渡する建物
物件名：旧札比内駅舎
住所：樺戸郡月形町1001番地2
構造：木造平屋建て(床面積36・65平方メートル)
譲渡方法：現状有姿のまま引き渡します
譲渡対象者：町民または町内に住所を有する法人
受付期限：8月25日(金)まで

問合せ先：企画振興課地域振興係
【IP電話】53・2325