町では、IP告知端末機の廃止に伴い、新たな情報伝達手段としてスマートフォンを活用し、より多くの世代がサービスを便利に利用できるように取り組みを行っています。
しかしながら、スマートフォンは便利な反面、メールやSNSを介して詐欺などのトラブルに巻き込まれるケースが急速に増加しています。
また、高齢者のひとり世帯が詐欺や悪質商法などのターゲットにされることが多くなっています。トラブルに対する情報を事前に知ることで、いざというときに対処がとりやすくなります。
詐欺の手口は年々巧妙化しており、さまざまな手を使い、私たちを狙ってきます。「自分もだまされるかもしれない」という心構えで用心し、不安に思ったら、まずは、身近な人や消費者センターなどに相談しましょう。
■最近多い詐欺の事例をご紹介します
◆SNS上の架空FX取引詐欺
事例:LINEで知らない人から友達申請のメッセージがきた。海外FXで一緒に儲けようと誘われ個人名義の口座を開設した。指定された個人名義の口座に50万円を振り込んだら倍以上の利益がでたので15万円を出金した。信用できると思い、更に毎回異なる個人名義の口座に計700万円を振り込んだ。しかし、50万円の出金を申し出たら海外取引税として160万円を振り込まないと出金できないと言われた。
助言:
(1)振込先に個人名義の口座を指定された場合は、詐欺の可能性が高いため絶対に振り込まないでください。
(2)知らない人からメッセージを受け取らないよう、LINEの設定を変更しましょう。
※詳しくは本紙をご覧ください。
◆フィッシング詐欺
事例:宅配業者の名前でメールが届いた。ちょうど荷物が届く予定があったのでメールに書かれていたURLから宅配業者のホームページにアクセスし、表示のとおりにID、パスワード、クレジットカードなどの個人情報を入力した。その後、不正利用をされてしまった。
助言:メールに記載されているURLはニセモノのページです。必ず公式サイトや公式アプリを使って確認するようにしましょう。
◆著名人を名乗る投資詐欺
事例:SNSで有名経済評論家主催の投資相談の広告が表示された。有名な評論家なら信用できると思い、会員登録し、お金を振り込むと、利益を増やすために追加で振り込むよう言われ指定の口座に振り込んだ。運用状況を確認すると利益が出ていたので出金を申し出たら多額の手数料などを支払わないと出金できないと言われた。
助言:著名人の公式サイトなどで詐欺の注意喚起が出ていないか確認しましょう。投資詐欺の被害回復は困難ですので、儲かると思っても安易に振り込むのはやめましょう。
◆サブスク(定額利用)契約での詐欺
事例:音楽や本など定額の料金で楽しめるサービスを利用するため新規登録をしようと、広告のサイトからアクセスし、新規登録というボタンを押し、クレジットカード情報などの入力をした。すると身に覚えのないサービスを契約してしまい、期間内に解約しなければお金がかかると表示された。
助言:ご自身が希望するサービスのページなのか、もう一度確認しましょう。枠の端などに小さい「×」印があれば広告なので、不用意に情報の登録は避けましょう。
◆ネット通販での詐欺
事例:タイムセールをしている通販サイトを見つけた。「残りわずか」の文字や「カウントダウン」を目にして気持ちが焦り購入したが、商品が届かなかった。
助言:消費者を焦らせて購入に誘導している通販サイトが増えています。購入時には、内容、支払総額、取引条件、解約条件、会社名や住所、電話番号などをよく確認してから購入しましょう。もしもの時に問合せする際の必要な情報になります。
困ったときは、一人で悩まず、次の相談窓口へ相談しましょう。
◆相談窓口
・北海道立消費生活センター生活相談窓口
【電話】050-7505-0999(受付時間:平日午前9時~午後4時30分)
住所:札幌市中央区北3条西7丁目 北海道庁別館西棟
・岩見沢消費者協会
【電話】23-7987(受付時間:平日午前9時~午後4時)
住所:岩見沢市4条西3丁目1-1
・月形町役場企画振興課商工観光係
【電話】53-2325(受付時間:平日午前8時30分~午後5時15分)
住所:月形町1219番地
◆参考として…
詐欺の手口は年々巧妙化しています。
北海道立消費者センターがお知らせしている注意情報を定期的に確認するのもおすすめです。
問合せ先:企画振興課商工観光係
【IP電話】53・2325
【メール】shoko@town.tsukigata.hokkaido.jp
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