■地域おこし協力隊の石原絢子による今日からできる!花のある暮らしLESSON(9)
こんにちは。月形町地域おこし協力隊の石原絢子です。こちらのコーナーでは日常で楽しむお花のお手入れ方法や長く楽しむコツなどをご紹介していきます。
今回は「ドアリース」をご紹介します!クリスマスやお正月飾りに、リースを玄関先に飾る方が多いと思います。
これには縁起や文化が深く関係しています。リースの歴史は古代ローマ時代にさかのぼると言われており、花や葉などで作られた装飾用の輪のことで、当時はお祭りやお祝い事で冠(かんむり)として身につけられていたそうです。古代オリンピックでは勝者に月桂樹(げっけいじゅ)のリースが贈られたり、豊穣や繁栄の象徴として常緑樹(じょうりょくじゅ)(杉やモミなど)で作ったものを贈り合ったり、新年に飾られていました。
また、茨(いばら)の冠をつけて十字架にかけられたイエス・キリストを信仰するキリスト教では、茨に見立てた柊(ひいらぎ)のリースを飾るようになったとも言われています。
リースの輪は終わりや始まりがなく永遠を象徴しており、青々とした常緑樹は繁栄や豊穣を表します。柊は魔除けの効果もあるとされ、「我が家の繁栄や 豊穣が永遠に続くよう」と厄除(やくよけ)の願いを込めて飾るものです。
ぜひ「ドアリース」を飾る際は、ご家庭の平和や安寧(あんねい)が永遠に続くよう祈りながら飾ってみてください。ワークショップなどで心を込めながら季節に合わせた手作りのリースを作るのもおすすめです!
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