文字サイズ
自治体の皆さまへ

すこやかメニュー

22/29

北海道月形町 ホームページ利用規約等

■血糖値スパイクに注意!
糖尿病の診断基準の一つでもある血糖値。健康診断を受けた際に、注目する項目と思います。血糖値は食事や運動といった1日の活動の中で変化しますが、血糖値スパイクという言葉を聞いたことはありますか。健診の結果には現れにくいためなかなか自覚することがありませんが、放っておくと動脈硬化、心筋梗塞、脳卒中などの危険性があります。

▽血糖値が上がる仕組み
血糖値は米やパン、砂糖といった糖質に多く含まれるブドウ糖が体内に取り込まれることで上昇します。するとすい臓からインスリンが分泌され、血液中のブドウ糖を細胞内に取り込むよう働きかけるため血糖値が低下します。糖尿病では、血糖値を下げるためのインスリンが上手く分泌されなかったり、働かなくなることで血液中の血糖値が高い状態が続きます。

▽血糖値スパイクとは
血糖値スパイクとは、食後に血糖値が急上昇・急降下を起こす状態のことを言います。すい臓の老化や肥満などがあると食後のインスリン分泌が遅れ、血糖値が急に上がります。すると急いで下げようとインスリンが大量に分泌され、血糖値が急に下がってしまうのです。血糖値の上下が大きいと、血管にダメージを与え、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中の危険性が高まります。血糖値スパイクが起きている方は、食後に眠気があったり、疲労感が続いていることが多いです。皆さんは大丈夫でしょうか?

▽血糖値スパイクを予防しましょう
血糖値スパイクを予防するためには、「食事」と「運動」が大切です。
(1)食べる順番は野菜から
食物繊維が豊富な野菜は、ブドウ糖の吸収をゆるやかにしてくれるため、血糖値が過剰に上がることを防いでくれます。
(2)1日3食を食べる
朝は忙しかったり、食欲がなかったりして朝食を抜きがちという方もいるのではないでしょうか。不規則な食事や朝食を抜いて昼食を食べると血糖値が一気に上がりやすいため、注意が必要です。
(3)食後に軽い運動をする
階段の上り下りやウォーキングで、血糖値の上昇をゆるやかにすることができます。激しい運動はそのあとの食事でたくさん食べてしまうこともあるので気をつけましょう。
血糖値スパイクは健診で気づきにくい症状です。普段の生活で気をつけていきましょう。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU