月形町長 上坂 隆一
新年あけましておめでとうございます。
町長として、3期目の新しい年を町民の皆さまとともに迎えることができましたことに感謝申し上げますとともに、輝かしい新春を迎えることを心からお慶び申し上げます。また、日頃から町政に対しまして、ご理解ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
令和6年は、石川県で震度7の大地震が発生するというショッキングな出来事で始まりました。現在も復旧・復興に向けた支援が行われている中、9月には豪雨による被害が発生し、改めて被害にあわれた皆さまに対し、心からのお見舞いを申し上げますとともに、被災地の皆さまが1日も早く平穏な日常を取り戻せることを願っております。
さて、昨年を振り返りますと、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始され2年が経過しましたが、未だ収束への道筋は見えないままであります。その影響により日本国内においては食料品やエネルギーなどの安定供給が脅かされ、資材・物資などの価格高騰が収まらず、町民皆さまの日常の生活に大きな影響を与えているところです。一日も早く終息し、世界に平和が戻ることを望むものであります。
2017年の北海道日本ハムファイターズのトピック1月形町応援大使であった大谷翔平選手は、ロサンゼルス・ドジャースに移籍し、年間54本塁打、59盗塁という前人未到の記録を達成し、大リーグでの最優秀選手賞を2年連続受賞とアメリカンリーグ・ナショナルリーグの両リーグでの受賞という快挙を達成いたしました。これからも益々の活躍を期待するところです。
本町におきましては、令和5年から行っておりました町民保養センターの改修工事と道の駅の登録が終了し、9月1日には保養センターのリニューアルオープンと道の駅の開業を迎えることができました。9月1日はたくさんの方に来場していただき、9月のひと月では、10万人の方にご来場いただきました。今後も皆楽公園エリアを町の観光拠点として更なる魅力向上を図るため、温泉、宿泊、飲食を充実させるとともに道の駅との相乗効果を図ってまいります。
義務教育学校につきましては、現在実施設計を行っております。併せて義務教育学校開校準備委員会などにより協議を進めているところです。町の限られた財源の中、将来に負担が残らないように、月形の子どもたちの学びの充実と健やかな成長のため、適正な判断のもと取り組んでまいります。
本年3月をもって、月形―岩見沢間の北海道中央バス株式会社によるバス運行が終了します。4月からは、運行する会社が有限会社アオヤナギ観光バスに変更となりますが、町民の皆さまにご不便をおかけすることが無いように対応してまいります。
一昨年度から策定作業を進めてまいりました「第5次総合振興計画」および「第3期創生総合戦略」については、審議会などの協議を終了し、3月に町議会での議決を経て、4月から計画に基づき町の事業を推進してまいります。
本町を取り巻く環境は、町の基幹産業である農業や商工業の振興、担い手の確保など多岐にわたっており、月形町農業協同組合や月形商工会とも連携しながら、月形町の発展および振興に努めてまいります。
町長として3期目を迎え、新たなまちづくりのために撒いた種が芽を出し実をつくり、20年、30年後に月形町に住んでいてよかったと言ってもらえるように、町職員とともに知恵を絞り、「誰もが安心して豊かに暮らせる共生のまち」づくりにしっかりと取り組んでまいります。
結びになりますが、本年が町民の皆さまにとって健康で幸多き一年となりますことを心からご祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。
副町長 藤原 栄一
教育長 兼平 晃成
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