月形町議会議長 大釜 登
町民の皆さま、新年明けましておめでとうございます。
令和7年の新春を迎え、月形町議会を代表いたしまして、心からお慶びを申し上げます。
また、町民の皆さまには、常日頃から議会活動に対しご理解とご協力をいただき、さらに温かいご支援を賜りまして、心から感謝を申し上げます。
一昨年の統一地方選挙において、定数割れとなった月形町議会ですが、昨年の再選挙で欠員が補充され、9月30日からは本来の8名体制で再スタートを切ったところです。
さて、昨年は、元日に輪島市と志賀町で震度7を観測する能登半島地震が発生、翌日には羽田空港地上衝突事故で日本航空の旅客機と海上保安庁機が炎上し、5人が死亡するという衝撃的かつ痛ましい事故があり、不安な一年の幕開けとなりました。
8月8日に発生した宮城県沖の地震では、気象庁が南海トラフ巨大地震が発生する可能性が平時と比べ高まったとして、注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を初めて発表し、地震に対する緊張感が全国で高まりました。
国外では、未だ解決しないロシアのウクライナ侵攻など不安定な世界情勢が日本国民の生活にも大きな影を落としています。
国内の情勢としては、政治資金問題が発端となり、10月27日投開票の衆議院議員総選挙において与党が過半数割れとなる結果を招き、国会の緊張感が高まっています。
最近の身近なニュースとしては、北海道議会が東京都議会に続き全国2例目の「カスタマーハラスメント防止条例」を制定し、注目を集めています。近年、パワハラやセクハラのほかさまざまなハラスメントが社会的に問題となっており、自治体におけるハラスメントの報道もよく見かけます。月形町議会としてはそのような事態が起きないよう町執行部と協力して職場内のハラスメント防止に努めていくため、議員提案の「月形町ハラスメント防止条例」を12月定例会で可決しました。月形町議会議員と月形町職員とは、まちづくりを担っていくパートナーであり、お互いに人権を尊重し合うことが大切であると思います。全体で意識して取り組んでいくことが、これから議員を目指し今後の月形町議会を担っていく方々にとっても、安心して活動できる環境を整える一助になると考えています。
昨年は、月形温泉ゆりかごがリニューアルオープンし、「道の駅275つきがた」として新たなスタートを切りました。オープンから4カ月余りの営業でまだまだ課題はあるかと思いますが、月形町の顔となる施設に育つよう議会としても監視を続けながら、随時提案をしていきたいと考えています。
残念な出来事としては、北海道信用金庫月形支店が撤退したことが挙げられます。町長とともに店舗の継続について本店への要請活動を行いましたが、人員的な問題でやむを得ない状況であるとのことでした。
昨年開催した懇談会では、町内の各団体から数名ずつ出席してもらい貴重なご意見をいただきました。今後はより多くの方のご意見を聞く機会を設けていきたいと思っております。その結果を活かしながら、議会としてできる活動を行っていきたいと考えています。
また、議会の活性化について昨年の先進地視察も参考に、小さくてもできることから改善し、改革につなげていきたいと思います。
結びに、新しい年が町民の皆さまにとって、健康で喜びと幸せに満ちた実り多き年となりますことを心からご祈念いたしまして、新年のごあいさつといたします。
副議長 我妻 耕
議会運営委員会委員長 松田 順一
まちづくり常任委員会委員長 東出 善幸
議員 金子 廣司
議員 若井 昭二
議員 滝口 伸
議員 西山 富夫
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