[トピック1]令和6年度月形町地域おこし協力隊の活動報告(2)

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■地域おこし協力隊(令和5年11月着任)
▽氏名
田中　健太郎
田中　玲奈

▽活動内容
農業研修員(新規就農・ミニトマト生産)

▽令和6年度の主な活動内容
昨年は(1)ツキビズキャンプ参加、(2)ミニトマト農家親方修行、(3)新設住宅へ引っ越しと盛りだくさんの一年でした。(1)は2、3月に町で開催された起業支援プログラムにて、将来描く農家像について参加、発表しました。農業を志した理由や目指す姿などについて家族で再確認する機会になり、町内の知り合いもこの企画によって増え、月形ライフが楽しみになりました。(2)の昨年のメインであるミニトマト農家さんの下での農業研修では、1シーズン通してミニトマトの作業を一から教えていただきました。春先は雪の残る中、ハウスにビニールを張り、育苗、定植、水と温度管理、追肥、防除、誘引、収穫と日々わからないことだらけで、体力的にもヘトヘトでした。そんな中「自分で作っているつもりでやりなさい」と親方にお言葉をいただき、すっかりその気になった我々にとってはあっという間のシーズンでした。
(3)は10月に実習農場内に新規就農者向け住宅が新設され引っ越しました。平屋でオシャレな暖かい新居です。冬本番になり住宅周り～農場の広い範囲を除雪することが最近の日課です。農家になった自分たちをイメージした日々を送れているのも町、農協、農家の皆さんのおかげです。

▽令和7年度の活動予定
今年は実習農場にて、ミニトマトをハウス4棟で生産、出荷する実践の1年となります。農作業は春からになりますが、ここ最近も今シーズンの計画や資材の準備、倉庫整理など盛りだくさんの冬を過ごしています。昨年学んだことを実践する初めての機会になるので、不安はたくさんあります。しかし、ここでも「たくさん失敗して覚えなさい」と親方にいただいたお言葉を胸に、あえて失敗することで多くを得る姿勢で挑戦していきたいと思っています。農業の世界には教科書やマニュアルにない、その土地、その年のやり方があると教わりました。必勝法もなければ毎年同じやり方が正しいともわかりません。親方に教えていただいたことを実践、記録、反省し、また親方に教えを乞う、そんな充実した実習農場での一年にしたいと思います。農作業の様子などは継続して地域おこし協力隊のFacebookに投稿していきますので、ご覧いただけると嬉しいです。本年もよろしくお願いいたします。

■地域おこし協力隊(令和5年3月着任)
▽氏名
坂下　陽一

▽活動内容
月形温泉リニューアルおよび道の駅の開設準備業務

▽令和6年度の主な活動内容
月形温泉リニューアル、道の駅オープンのためリニューアル準備室のメンバーとして配属され準備活動に従事しておりました。
具体的には他地域の道の駅や温浴施設売店などの視察、陳列商品、卸業者の調査選定、売店、備品の選定、新規スタッフの売店関連業務の教育、売店に関する社内ルールの整理など、非常に多岐にわたる内容でした。
特に印象に残っているのは月形町内の出品商品に携る業務でした。今回私は商品募集に関して一定の基準を出品希望者様に明示する必要性を感じ、町内出品商品の募集要項を作成し月形町振興公社として説明会を開催いたしました。その後出品者様と相談を重ね、月形温泉リニューアルオープン時には多くの商品の販売を開始することができたことは、蒔いた種が実をつけて無事収穫できたような、充実感を得られることができたと思います。
これまで自治体の事業に直接関わったことや、温泉のような施設のリニューアルオープンに業務上携わった経験はなかったので、とても新鮮でかつ多くのことを学ばせていただきました。

▽退任のあいさつ
令和7年1月をもって退任いたしました。
私が月形町に来たエピソードを記します。実家は札幌です。つい最近まで運転免許を持っていませんでしたが、あることがきっかけで2年前に取得しました。その直後に練習も兼ねて札幌近郊の温泉を巡った中の一つが「月形温泉」でした。直後に転職を考えたタイミングで月形温泉の協力隊募集を目にして応募し、現在に至ります。数年前から温泉やサウナが好きで、また『地域おこし協力隊』の制度にも関心がありました。免許取得や協力隊募集のタイミングは非常に運命的に感じたのを覚えています。免許を取るまで札幌の郊外の事には、ほぼ関心がないに近かったと思いますが、札幌のすぐ近郊にも面白い世界が広がっていることを気付くきっかけとなりました。
最後に、月形町で関わらせていただいたすべての方々に感謝を申し上げます。いまでは空知地方を身近に感じているので、たまに遊びに来たいと思います。お見かけしたらまたよろしくお願いします。