市では、市民の皆さんが納めた税金がどのように使われているのかをお伝えするため、決算や予算の執行状況を毎年公表しています。
このページでは、令和5年度の決算の概要や財政状況をお知らせします。
■令和5年度決算の状況
まずは決算の状況を見ていきます
●一般会計(福祉や教育、道路整備など行政の基本的な事業の会計)
▽歳入から歳出を差し引いた収支は92億円の黒字です
歳入において市税や地方交付税などの一般財源が予算を上回ったことに加え、歳出において可能な限りの節減を図ったことにより、黒字収支を維持しています。
※各項目・区分ごとに四捨五入しているため、合計などが一致しないところがあります
・歳入総額 1兆2,103億円
前年度比 194億円減(1.6%減)
・歳出総額 1兆2,011億円(市民1人当たり61.1万円※1)
前年度比 177億円減(1.4%減)
※1 令和6年4月1日現在の人口(国勢調査ベース)で割って算出
●特別会計(一般会計と区別が必要な事業の会計)
国民健康保険料などは一般会計とお財布を別にして、収入と支出を確認しやすくしています
8つある特別会計はいずれも赤字はありませんでした
※各項目・区分ごとに四捨五入しているため、差し引きなどが一致しないところがあります
●企業会計(民間企業のように利用料金などの収益で運営している会計)
収益的収支※1は、市立札幌病院・路面電車は赤字、中央卸売市場・地下鉄・水道・下水道は黒字です
※1 企業の経営活動に伴って生じる収入と支出
※各項目・区分ごとに四捨五入しているため、差し引きなどが一致しないところがあります
※2 一般会計からの長期借入金6億円を含む
※3 水道施設更新積立金76億円を含む
●資産
▽基金
特定の事業や、財源が不足したときに使う貯金
残高:5,318億円
財政調整基金320億円など24基金
▽財産
公園や学校などの公有財産や物品、債権
公有財産:
・土地 5,549万平方メートル
・建物(延べ面積) 585万平方メートル、
・有価証券 14億円
・出資による権利 149億円
物品(100万円以上のもの):6,112点
債権(民間への貸付金など):38億円
●市債
▽市債残高の全会計合計は減少
市の借金である市債の残高は計1兆6,226億円となり、前年度と比べて0.5%減少しました。臨時財政対策債を除いた市債残高は、市のまちづくりの計画であるアクションプラン2023で見込んでいた額を下回っています。
市債残高は3年連続で減少しています
・市債残高の推移
※[ ]内はアクションプラン2023での見込み
※計数ごとに四捨五入しているため、合計が一致しないところがあります
<この記事についてアンケートにご協力ください。>